2008年4月28日
2008年4月28日(月)、奥州市水沢区黒石にある大師山森林公園に
行ってきました。大師山荘の脇を通り「水辺の道」に下りたら、ス
ミレと共に「ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)」が花(仏炎
苞)を開いていました。
ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)
サトイモ科 テンナンショウ(アリサエマ)属 Arisaema limbatum
テンナンショウ(アリサエマ)属 Arisaema
ウラシマソウ(浦島草)やムサシアブミ(武蔵鐙)、ユキモチソウ
(雪餅草)、マムシグサ(蝮草)やその仲間の総称名。多種類ある
が俗に「マムシグサ(蝮草)」と呼ばれる。東アジアを中心に、イ
ンド、アフリカ、北アメリカに150種が分布する。
球茎を有する多年草。 大半は薄暗い林下に生え、晩春から初夏に
かけ、それぞれ奇異な形をした緑色や黒っぽい紫色の花を咲かせる。
花のように見えるのは仏炎苞で、ラッパ形の縁の一部が長く伸び、
ふつう、庇(ひさし)をかけたように曲がっている。また、共通し
て柄の長い複葉が、茎のように見える偽茎の上端に1~2枚つき、花
茎に仏炎苞に包まれた1個の肉穂花序を頂生する。秋には多数の赤い
大ぶりの実がトウモロコシのように連なってつく。
ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)は、仏炎苞の開口部が左
右に耳状に張り出しているのが特徴で、「耳形」の名もここからき
ている。 花の頃はまだ完全に葉が開いていないことが多い。花期
は4~5月。
分布:本州の岩手県、宮城県、関東地方、山梨県と四国西南部。
別属種に小形のカラスビシャクがある。
今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。
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