2012年10月21日(日)、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)のエスピア・ホールで開催中の千厩野草会(会長・金野昌敏)主催「秋の山野草展」を見に行ってきました。
様々な山野草が100点ほど展示されていましたが、それらの中に黄色い花を咲かせたキバナノツキヌキホトトギス(黄花突抜不如帰)の鉢が1鉢だけありました。黄色い花を咲かせるホトトギス(不如帰)では、キイジョウロウホトトギスが良く知られていますが、他にもあったのですね。
キバナノツキヌキホトトギス(黄花突抜不如帰) ユリ科 ホトトギス属 Tricyrtis perfoliata
宮崎県尾鈴山に分布。葉の基部が茎を抱いて合着し、茎が葉を突き抜くように見える。9~10月開花。
ホトトギス(不如帰) ユリ科 ホトトギス属 Tricyrtis hirta:東アジア原産の半耐寒性~耐寒性多年草。特徴:花に紫色の斑点があり、それが野鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることが、名前の由来。茎が斜上または下垂し、葉腋(ようえき)ごとに花が上向きに咲く。タイワンホトトギスやヤマホトトギス、黄花が下垂する紀伊ジョウロウホトトギスなどがある。別名:ユテンソウ。
栽培管理:夏の強い西日が当たらない、明るい日陰が適地だが、タイワンホトトギスは比較的暑さにも強く、直射日光にも耐えられる。乾燥すると下葉が落ちるので、特に鉢植えは夏場に水切れさせないように注意する。花期:9~10月。植え付け、株分け:3月。
黄色い花を咲かせるホトトギスには、他に下記のものが知られている。
キバナノホトトギス:T.flava 宮崎県に分布。葉に斑点がなく、花柄は花より長く、褐色の毛が密生する。9~11月開花。
チャボホトトギス:T.nana 本州(東海~近畿地方)・四国・九州に分布。茎高2~15㎝の小型種。8~9月開花。
タマガワホトトギス:T.latifolia 日本各地に分布。茎や葉にほとんど毛がない。花は斜めに開く。7~9月開花。
サガミジョウロウホトトギス:T.ishiiana 神奈川県丹沢山地に生える。茎頂にのみ花が2~5個付く。9~10月開花。
キイジョウロウホトトギス:T.macranthopsis 紀伊半島に分布。茎にほとんど毛がなく、茎頂と葉腋に1~2個花を付ける。8~10月開花。
[西東社発行「色・季節でひける花に事典820種」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・育てる調べる 山野草2525種」より]
http://hanapon.karakuri-yashiki.com/kibananotukinukihototo.html [キバナノツキヌキホトトギス]
http://hananohinnsyu.web.fc2.com/kibananotukinukihototogisu.htm [キバナノツキヌキホトトギス]
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/chiiki/seikatu/miyazaki101/aji_hana/098.html [キバナノツキヌキホトトギス:みやざきの味と花101]
http://aodamo.info/kibananotukinukihototogisu.htm [宮崎と周辺の植物:キバナノツキヌキホトトギス]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%8E%E3%83%84%E3%82%AD%E3%83%8C%E3%82%AD%E3%83%9B%E3%83%88%E3%83%88%E3%82%AE%E3%82%B9 [キバナノツキヌキホトトギス(Wikipedia)]
http://28239hana.blog55.fc2.com/blog-entry-1180.html [晴れたらいいね 黄色いホトトギス]