もっと!なんかすいてた

岩手発グダグダ日記

ライオンさんご夫妻

2024年06月26日 06時22分42秒 | 日記

ライオンさんから奥様の話を聞くことがあって

それがとっても可笑しいんだけど

上手く書けるかなぁ

 

 

 

ご参考までに…ライオンさんは現在60歳

ウチの会社に月に数回、お手伝いてきてくださっている男性です

この業界の大ベテランなのですが現在は転職をして違う世界へ。

しかし、お休みの日にお手伝いとして来てくださってる方であります。

紳士的で、話し方も笑顔も優しく

仕事についても丁寧に教えてくれます

俺が女だったら惚れてるだろうというぐらい素敵な方であります。

 

 

 

昨日、アンガスがお休みでライオンさんの出勤日でした

お仕事がとてもとてもとても…とぉぉぉぉぉっても落ち着いていて

ハッキリ言うと、くっそヒマで

休憩室で二人で雑談をしておりました。

『新しくタブレット買おうかなぁ…』ってライオンさん

実を言うと、今のお仕事でzoomを使って会議に出ることがあるのだそうです

スマホで十分だと思ってスマホで参加していたんだけど

画面の文字が小さすぎて読めなく、やっぱりタブレットじゃないと…という事で

何ヶ月か前に購入したばかりだったのですが。

『ウチのカァチャンさぁ、俺のタブレット占領してんですよね~』

ライオンさんは年上なのに、お手伝いで来ているのだという気持ちから

年下の俺にも敬語を多めに使って話します。

奥様は長年勤めてきたお仕事を引退されて、専業主婦になったのだそうですが

家で過ごす時間のほとんどをタブレットと共に過ごしているのだそうで

『カァチャンさ、Amazonプライムでアニメ見るのにハマってんですよ。』

テレビで見ればいいじゃないかと思うのだが、タブレットは家の中どこでも持ち歩けるので

タブレットでばかりアニメを見ているのだそうです。

ライオンさんが言うには、そのタブレットはグレードがいいやつで

Amazonでセールをしてる時に安く手に入れたものだったそうで

『あんなマンガ見るだけだったら別に高画質じゃなくていいんだけどさ~』

画面がキレイなヤツを買ったみたい。

『しかもちょっとバッテリーが減っただけですぐに充電するから、あれ、バッテリーに悪いですよね』

アニメを見ている最中に電池切れになりたくないのでしょっちゅう充電してるんだとか。

で、俺が

『奥さん専用の安いタブレットを買ってあげたらどうですか?』というと

『もうさ、自分専用に色々と設定してるだろうから新しいの渡しても「アンタがそれ使えば?」って言うと思うんですよ』

グレードの高いやつを奥様が使って、自分は安いのを使うのが納得いかないというのである。

気持ち、わかる。わかるけど、なんか可笑しくて笑っちゃう。

『じゃあ、ライオンさん専用のもっとグレードの高いのを買ったらいいじゃないですか』

『そこまで高いの買えないなぁ…そしたら安い中古のノートパソコン買えちゃうもんなぁ』

お悩みのようである。かなり。

 

 

 

 

ライオンさんは奥様にとっても感謝をしているようで

普段から奥様に感謝してるんだという事を俺の前でも話す。

俺の知り合いの中に、そういうことを言う人がいないので

ステキな事だなぁと思って聞いている。

それがわざとらしい感じじゃなく、本当に心から感謝してるんですって伝わる言い方なのです。

で、可愛いのが

その感謝の気持ちを伝えるべく近場の温泉に一泊とか誘うのだそうです

『○○旅館って料理もお湯もいいらしいから行ってみない?』

『いい。アンタ行って来たら?』

なんで~~~~!!!

なんかね、片思いしてるみたいでライオンさんが可愛そうで、そして可愛い。

『カァチャン誘っても行きたくないらしいんですよ。』って寂しそうに言うのです。

 

 

 

 

サッポロ一番味噌ラーメンが美味いっていう話になって

『俺はね、野菜をいっぱい入れて作りますよ』

って言うと

『ウチのカァチャン作ってくれるんだけどさ、ラーメンの上に乗ってる野菜炒めがラーメンとマッチしてないんだよな』

ライオンさん曰く奥様が作るインスタントラーメンは

不味くないんだけどラーメンの上に野菜炒めが乗ってるだけで一体感がないと。

『にゃびさんってどう作ってるんですか?』

俺の作り方を教えた。

俺はラーメンを煮つつ、隣でフライパンで野菜を炒めて

野菜の水分で味が薄まっちゃうから塩コショウをちょっとして

ラーメンを2分茹でたらフライパンの中にラーメンを入れて一緒に煮ます。

そうすると野菜の旨味もスープに混ざると思うんですよね~

…と、独自のやり方を話すと

『それいいねぇ~聞いてるだけで美味そうですよ。カァチャンに言ってそういう風に作ってもらおう!!』

そう言った後にしばらく沈黙

『どうしたんですか?』って聞くと

『いや、どういう風に言えば気分を悪くしないで作ってくれるかなぁって。難しいんですよ、言い方が。スグ怒るから。』

どんだけ~~~~~~!!!!

もうね、なんかね、可愛い。

『それぐらい自分で作ってもいいじゃないですか』

って言うと

『料理出来ないんですよ俺。包丁使えない。』

自分でインスタントラーメンを煮ることがあっても、プレーン状態。

野菜も何も入れないらしい。

どうしても…って時はネギをハサミで切って入れるぐらいだって。

また、それも可愛い。

奥様の感じが可笑しいし、ライオンさんは可愛いし。

ご夫妻の話を聞いているの好きなんです。ほっこりします。

 

 

 

 

こういうご夫妻のエピソードを

優しい顔で話すライオンさんに癒されております。

ありがたい存在であります。感謝。


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