四国の四季と遊びのお部屋(JAPAN THE LIGHT OF DEY)

何を探しているの??リンクが一杯です。お探しのものありませんか??探しますよ・・・!!!

淡雪・・・

2008-06-14 13:31:42 | Weblog
二人はほろ酔いで富田公園のベンチに座りはなし始めると由紀子が「少し気分が悪いからと安田の方に寄りかかる。「じゃ・・少し気分を変えませんか。由紀ちゃんがよければですがね。」「どうするのですか?」由紀子が尋ねると「そこで少し楽にすればよくなるかも!!」見上げると<ジョイン>と書かれたホテルの看板が・
「・・・」由紀子が何も答え無いでいると「じゃ・・行きましょうか。」と言って由紀子の肩を抱えホテルの中へ、由紀子は高鳴る鼓動が安田に聞こえないかと不安で少し体を引きながら歩き二階の部屋に入ると大きなベットが目に入ってくる。
朝、少し期待をしていたが。いざ、入るととても高鳴る鼓動を抑えることができない。自分が外から自分を見ているような感覚で小さなソファーに腰を下ろすと安田はベットの横に座り「由紀ちゃん良かったらシャワーで体を流すと酔いが醒めるよ。」淡々と答える。(この人はほんとは遊び人なのかも・・)と思っていると
バスルームに入り、勢いの良いシャワーの音がする。「由紀ちゃんちょーど良い湯かげんにしてあるよ。入ったら」と声を掛ける。由紀子ももう、覚悟を決めて「はい、じゃ・・汗を流します。でも、安田さん見ないでくださいね。」と声を掛け安田と入れ替わりに由紀子はバスルームに入る。安田はベットに腰を下ろし・・TV
のお笑い番組を見ている。由紀子は夫以外の男性と肌を合わせることの罪悪感を感じながらもアノ人だってと相手の罪で自分の罪が消えるような感覚を植えつけていた。髪は洗わない方が良いかと思い体を入念に荒い出てくると・・・「ガーガー・・」安田は眠っているではないか。下着を着けて「安田さん、」と声を掛けると「あ・・僕寝てましたね。」と返事をして起き上がる。「由紀ちゃんお風呂入りました?じゃ、少しは酔いが醒めたでしょ。」「もう少ししたら出ましょうか。」「・・・」安田の言葉に覚悟を決めていた由紀子は抑えられないものを感じ「安田さん」と呼んで安田の首に腕を回し安田の唇を・・安田はすかさず「由紀ちゃん僕のような中年に安売りはいけないよ。」と言い由紀子を制止「僕は由紀ちゃんが妹のような感じです。」とおでこに唇を近づけて「チュ・・」と音を出しておでこにキスをする。「安田さん私、はしたない女ですかね。」由紀子が言葉を返すと「いえ、君じゃなくて僕が勇気が無いんですよ。」と安田は返し「由紀ちゃんと深い関係になると僕は自分を抑える自信が無いから君に何も出来ない。」と言って下を向いた安田の姿にいとおしいものを感じた由紀子は「安田さんと初めてお会いした時から私は感じるものが有りました。いつか私は・・」と言って言葉を続けようとすると「由紀ちゃん実は僕も同じ感覚なので怖いが君といつも居たいと思い、今回も君を誘ったんだよ。」と答える。そして由紀子を力いっぱい抱きしめると由紀子は
全身に電気の走るような痺れを感じ力が失せていくのが良く分かった。
力無い由紀子をしばらく其のまま抱きしめていた安田はおもむろに立ち上がり・・
「由紀ちゃんもう出ようか。君とココでいると自分の感情を抑えきれなくなるから怖いよ。」と安田は言い。ドアの方へ向かいコールをする。