リリコ雑記

徒然なるままに、思いつき日記。

松本清張「わるやつら」第二話。

2007年02月01日 12時40分05秒 | ドラマ関連

「あと5時間でこの女は目を覚ます。そしたら、この病院はお終いだ」

という絶望的な戸谷院長先生の言葉に、
(この女さえいなければ)と思ってしまったんだろうなあ。
いよいよもって悪魔の決断を実行することになった看護師・寺島豊美。


わるいやつら公式HP



薬物を大量投入の末の死亡ですが、死亡診断書を偽造。
亡くなった奥さん側には遺族がいないのをいいことに、先に亡くなった
旦那さんの遺族に説明をして、無理やり納得してもらった模様。

そして、そんな二人が迎える最大の関門が火葬。

旦那さんが亡くなって、間もなくして奥さんも死去。
なんて事実に、大概の人は二人の死に疑問を持つんじゃないか。
(↑特に奥さんの方)
と、ハラハラ状態。

ここでストップ掛けられて警察に回されて司法解剖されたんじゃあ
意味が無い。
どころかもっとヤバイ。

そこで、無視しときゃあいいんですが、火葬の様子を探らせるべく、
看護師・豊美さんは院長命令で火葬場へと。

ところが偶然にも、その場所では二人の人物に出会うことに。
一人は院長先生の愛人の女将さん。
もう一人は、大晦日に担ぎこまれた急患をロクに診ることも出来なかった
若い医師。

って、この若い兄ちゃん随分としつこい

もしかしたら豊美さんに惚れたんだと思うのですが、恐らく今後、
しつこく彼女に付き纏うんだろうなー。



さてさて。
その頃の院長先生は、というと。

今月、病院で使用した薬代が1200万円の赤字が出ている。
とのことで、「自分がなんとかする」と言ったものの、実際は
あまりアテがない模様。
さっそく女将のところから焼き物盗んできてましたなー。

その足で友人の弁護士のところへ。
彼からは、新しい金持ちの女性を紹介されることになった院長先生。
その代わりと言っちゃあなんですが、この友人の弁護士さんは
豊美さんが気に入ったらしく、「紹介してくれ」と取引を。

多分。
院長先生は、平気で彼女を友人にあげちゃうんだろうけど。
ってゆーか、彼女に惚れてるとはあんま思えないしなー。

そして紹介された女性を落としに掛かる院長先生。
乗馬なんかしとりますが、やっぱ大河ドラマやっただけあって、
凄く様になってますね!

今回の女性は中々に手強そうだけど、意外にコロっといっちゃったりして。
ほら、女心ってのは複雑だから。(笑)


ところで、そんな天真爛漫(笑)な院長に対し、暗~い豊美さん。
殺人という名の重責が後々になって伸し掛かってきて、
その反動で、赤ちゃんを抱けなくなっちゃったらしいです。

恐らく、人の命を奪ったという事実が、純粋なものを恐れるように
なってしまったのねん。

でも、ラスト。
普通に、楽しげに微笑ましそうに赤ちゃんを抱く院長の姿を見て、
背筋が凍る思いのヨネクラ。

つーか、そのシーンはワザとなんでしょうか。
上川さんの笑顔がめっちゃ恐いんですけど……。


って、次回は愛人・女将の旦那が死亡か!?
しかもまた同じパターンですか。(苦笑)


って、院長先生。
自転車操業やってる?もしかして………。


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