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取り敢えず、第1話からは見てたんですけどね。
福家警部補。
1話目が終わってからすぐに、ネット上では壇さんが「役に合わない」
という話が載っていたのですが、原作を知らない自分としては、あれこれ言うより見守ろう。
なんて思って見てたのですが。
う~ん。
はっきり言うと、
やっぱ、ダメだな。(←おい)
何がダメって、今回の、最後の福家さんのセリフでよ~っく分かりました。
壇さんのこの演技じゃ、
一番大事な最後のセリフが活かされない。
って事を。
まず基本設定として、この福家さんは整理整頓が苦手な女子で(そこは私も殆ど同じだけど)、
服装にも無頓着。髪は整えずバサバサ。洋服のセンスもまるっきり。
だけど誰もが気にしなかったような細かい矛盾に気が付き、そこから犯人を追いつめてゆく。
物語も倒叙形式なので、犯人もその動機も最初から丸わかり。
という、「刑事コロンボ」まんまのストーリー運び。
なので、主人公がいかに犯人を追い詰めてゆくのか、という所に係っているのですが。。。
壇さんはちょっとお上品すぎる顔立ちなので、この役のイメージじゃないような。
髪をバサバサにしててもあまり気にならないし、服装だって、ちょっと変わったセンスとしか思えないし。
まず、彼女自身に隙が無さすぎる。
いっそ、お嬢様探偵とか、お嬢様刑事とかの方が断然似合うと思います。
というか、このメガネはこのままでメイド刑事とかやって欲しい。
それなら似合うと思うの。
(なんちゃって)
今回、第4話は結構重要な感じで、
犯人には容赦のない福家がまさかの犯人に同情か?
って所を見せなければならない回。
だから「揺れる」って言葉を副題に使ったんだよね?
でも、壇さんの福家警部補は、そんな感じじゃなかった。
最初から冷たかったし、犯人の雫さんと飲みに行くシーンでも
思い切り壁を作っていたし。
犯人と接し、言葉を交わすうちに、思わず犯人に心を許したんじゃないのか?
って、こっちが思うような演技じゃないと、最後のセリフの衝撃度が減ってしまうのですよ。
でも、壇さんの福家警部補はまったく揺るがない。
だらしなく見せてるのは服装だけで、彼女の放つ雰囲気は氷そのもの。
雫の意見に同調したようなセリフを言っても、彼女の態度は上から目線でそうじゃない。
だったら最初からクールビューティーで売ればいいんじゃないの?
って思うんだけど、壇さんはチャレンジしたかったんだよね?
とはいえ、見ていることらとしては、本当に残念な限りでして。
せっかく片平さん頑張ってたのに。
これじゃ台無し。
このドラマ、もうちょっと、テコ入れしてくんねーかなー。
素材は凄くいいのに、このままじゃ勿体無いんだよ~。
犯人追い詰めたらあっさりとエンディングへ入る、こういった演出も好きなんだけどなー。
どうにも主人公が固すぎていかん。
かといって、犯人追い詰める時、コロンボみたいな感じも止めて欲しいのです。
あのねちこい感じは好きじゃないんですよ。個人的に。 (←古畑も同じ)
かといって、スマートになり過ぎると杉下右京になっちゃうし。
倒叙タイプの時の主人公って、難しい所ではあるんですけどね……。
庶民的で、隙だらけで、一見すると刑事に見えない女性なのに、
恐ろしいほど着眼点が鋭くて、頭の回転力が早くて、犯人を驚かせる女性であって欲しいと。
そんな福家警部補が、私は見たい。
……なんて原作知らないのに、ぶちぶちとドラマの改善点?を書いてしまいました。
それでもまた、来週も見るんだろうな~。
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