リリコ雑記

徒然なるままに、思いつき日記。

ドラマ「トリック」 新作スペシャル2

2010年05月17日 17時56分15秒 | ドラマ関連


日曜日放映日だってことをすっかり忘れてて、ビデオの操作とかしてて
前半を見逃してしまったのですが。


つか、後半を見て思った一番の感想としては、


これの元ネタって、
「悪魔の手毬唄」じゃね?




ってこと。



金田一耕介役が石坂さんの時の映画版をBSで見た時、
確か、こんなん裏事情があったよね?


連続殺人事件の犯人である女性の夫は、凄くモテる男で、詐欺師で。
勢いで色んな女性に手を出して、妊娠させちゃって。

しかし、彼の子供を身ごもった女性たちは、実の父親の存在を隠して、
自分の夫の子供だと偽って育てちゃって。

数年後、その男の子供たちは美しい娘へと成長し、己の出生の秘密を知らず、
同じ血を分けた兄を愛してしまうという悲劇に陥るワケですよ。

事情を知らないで見ると、三角関係とか、四角関係とか、一人の男を巡って
三人の女性たちが取り合ってるような構図。


そんな事情を知ってるのは、夫の妻と、彼と関係を結んだ母親たちのみ。

当然ながら、結婚には大反対するわけで。

そこは、事情を知らない若者たちだけが苦悩するんですよ。

詐欺師だった男の妻は、自分の息子と、他の家に産まれたとはいえ、
血を分けた実の妹たちと結婚させない為に、次々と彼女らを殺害。

動機を隠す為に、敢えて手毬唄を引用し、まるで呪いのように見せ掛けたのは、
実の息子に真実を知られないようにする為で。


なーんて話だったと思いましたが。

だって、ラストに明かされた彼女の動機って、まさに↑コレじゃん。

(もちろん、それなりのアレンジはありますが)



以前、TBS系の「十津川警部の事件」シリーズで、○○周年記念
と言っておきながら、

中身はまるっとアガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」
だった事もあったしなー。

いやあの時は、記念だから敢えてその題材にしたのだろうか、それとも
マジでネタ無かったんかい

とか、色々突っ込みたかったですけどね。



それは置いといて。

普通に考えると、恋が成就しなかったら三日以内に死んでしまうって、
恐ろしいですな。

泡になった人魚姫よりも悲惨というか。


しかも、振った本人は、人一人の人生奪ったって事で悩むことないのかなー。

って思うんだけど。


これってどうよ?


常々思うんだけど、この「トリック」のシリーズって、

人の命の重さとか尊厳とか、まったく無いよね。


殺されてる人がいても、「当然」って顔してる村人たち&信者ばっかで、
それが不気味な雰囲気を出してるから、ドラマとしては成立してんだけどさ。


実際、命の軽さからいったら、一時期騒がれた「バトル・ロワイアル」と
なんら変わりないとは思うんだけどね~。


漫画の未成年云々の条例出すくらいなら、こっちも規制したら?
と、思わないこともない。



しかしまあ、逆に考えるなら、「呪い」とか「迷信」とか、
日本の国の因習ってのは実に面白いもんだよね~。


そんな私も、民俗学には興味ありますよ。
題材としては、非常にそそられるものがあるんだもん。



さて、そんな映画版トリックは、
どんなん悲惨な裏事情と結末が待ってるのやら。(おい)

今回のスペシャルの結末もそうだけど、実の息子に殺されてしまったしなー。

(前回の映画は自殺でしたね)

まあ、これは予想がついてたけど。


問題は、彼女が守り通した秘密は、息子に知られないまま守られるのか、
それとも、明かされるのか。

どっちにしても、いずれはバレるとは思うんだけどなー。


なんて思いつつ。
まあ、多分、テレビで放映されるまで待つと思います。自分。(おいおい)




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