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[pat!] 春待ちかわら版web

人形劇団プーク劇団員による自主公演「pat!」◆2010/3/6-7◆@プーク人形劇場◆満員御礼にて終了!!◆

男が愛せる女の部分?女は愛せない女の部分。

2010年02月16日 | ひとりごつ
某日。

プーク劇場4階の会議室に、一抱えある大きさの籠をもって、こそこそと植松氏が現れた。
私はひっそりとそれを迎えた。

会議室のテーブルの上で、籠にかけられた布を取り去ると、一体の女の人形があらわれた。
褐色の肌は艶のある皮を張り込んでつくられており、生々しくうつった。
細かいところを、きれいに、みっちりと作り込まれた人形。
バビロニアの娼婦がモチーフっていってたけど、本当に、なんていうか、色っぽい・・・

・・・

・・・っていうか、

エロい!!!!!!!


こだわりがある(笑)、というオッパイ・・・腰つき、そして、まあ、いろいろ、なんだ、
今ここでいろいろ書くと、皆様によけいな想像力を働かせてしまい見る楽しみが減ってしまう
かなーと思うのであんまり書かないけど。

でもね、でもさ。

女は、一生懸命、必死で、たとえば皺をかくしたり肌をつやつやに見せたり、
ダイエットしたり、セルライトを予防したり、むだ毛剃ったり、
まあ、いろいろ、いろいろ隠しているわけだ。

なのに、なのに、

女が隠したいようなものも、当たり前のように作ってしまう、美術家って、なに?
というか男ってなに?

隠さなくても、愛してくれるっていうことなんだろうか。
ぜんぶひっくるめて、愛すべき女と思ってくれるんだろうか?

うーん、わからん!
それじゃああんまり、女の普段の努力がむなしいではないか。

全体としては、ほんとに、綺麗な人形なのです。本当に。

だけど、ディテールの部分で、隠したいものを見せつけられてしまい、
どうにもどこかちょっと不快に感じてしまった私は、女なんだよね。

さて、どうしてくれよう。


使いやすくするための、プロポーションや素材についての相談・注文をして、
その日は別れました。

メイクもまだ途中だ、といっていたその人形が、次にどのようになってくるのか、
楽しみでありつつ、この「女が愛せない女の部分」をちゃんと持ってる人形を
私自信愛せるかどうか、と、一抹の不安を覚えた夜かな…。


実委長でした。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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セ… (◎じ)
2010-02-17 03:41:05
セルライトってなんだ?
「アウターに響かない」ってなんだ?

謎ばかりの女業界ですな。
しかしながら「人形は顔が命です」by吉徳。

小原女史の混沌としたつぶやきをあえてサッサと埋める様にアップされた木偶塾の塾頭氏のコメントを読むにつけ、人形劇、または劇人形にまつわる議論はそれぞれの人形劇人の中で探求しつづけるべき深いテーマなのだなと思いました。

そのことを、観せる方は常に(たまにでいいやハマるから)考え、論じ、そして表現する場として、観る方は知り、かつ楽しく過ごせる場としてPat!という枠が機能して行けばいい。
本来かなり(高い低いはゆわない)豊かな企画ですよ、これは。

俺や小原はちゃんとしなきゃならない。

個人的にはだらしない女性が嫌いです。
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おっと・・・ (ほし)
2010-02-17 20:14:31
セルライトはググって下さ(自粛)。

埋めるようなタイミングで塾頭氏の記事の転載をアップしたのは星です。スミマセン。
同時に別の場所から投稿してたみたいですね。
オンナの世界を秘めておきたかったとか、そんなオシャレなはなしじゃなくて重ね重ねスミマセン

「女が愛せない女の部分」を持っている人形に向かう俳優(女)

後輩(男)に向かって「こいつ(私のこと)だって、いろいろ隠してるんだぜ」と先輩(男)に言われてしまって身も蓋もない私(女)には、この人形は眩しいのか、憎らしいのか、そのあたりに興味津々。

です。
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