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[pat!] 春待ちかわら版web

人形劇団プーク劇団員による自主公演「pat!」◆2010/3/6-7◆@プーク人形劇場◆満員御礼にて終了!!◆

シーアン モス ドロップ

2009年12月25日 | ひとりごつ


菅野直子さんの新作人形劇「シーアン モス ドロップ」を観てきました。


実はまったく知らなかった公演だったけど、後輩に見せてもらったチラシによると、
人形美術はひとみ座の吉澤亜由美さん!藤川和人さんも人形指導にかかわっている、
ということで「これは見に行かなくちゃ!!」と急遽観劇を決めたのでした。

狭い会場なので事前に連絡を・・・とあったけど、電話すれどもすれどもつながらず。
一か八かで突撃すると、会場はすでに親子づれがいっぱい。
無理かなーと思ったけれど、入ることができました。
「狭いお席でもうしわけありません・・」
なんて、急に来たのが悪いんですから~!

狭いけど、会場の雰囲気がとってもよかったです。
客入れの間、やわらかい笑顔で迎えてくれた素敵な女性が、菅野さんでした。
てっきり出演する役者さんかと思った!

開演まぎわに、すでに飽きてきた子がぐずりだすと、
菅野さんがすーっと前に出て優しい声で手遊びを始めました。
子どもたちが落ち着いたところで、開演。

出演は、黒テントや東京乾電池の役者さんでした。
人形が出る前に、3人の役者が北京語(?)でぽんぽん会話をかわす。
ふと、目線や呼吸がぴたりと合う瞬間が心地よい。
やっぱり生身のお芝居をしている役者さんは違うなぁ~!

で、お待ちかねの人形登場。
とても小さい。
でも主人公ケムリくんの造形、私は好きです。
役者さんの声も好きだったなー。

トラのたまさんが、インパクトありで、愛嬌もあって、
そのキャラクターも相まってお客さんを喜ばせてました。

ドロシーちゃんは、演出なのかもしれないけど、
もう少し感情の起伏を出してもよいのかなー、と思いましたが、好みでしょうか。

正直申せば、せっかくなら、もうすこし的確に人形を使ってほしいな~とか、
あそこにちょっと操作棒をつけたらもっと遣いやすいのにな~とか、
いろいろ思うところはありましたが、
あんまり巧みに遣われてしまっては、私たち本職の立場がないですね。
人形を、きちんと使う、というのが当たり前の人形劇役者の仕事なんだよね、
と今更改めて思いました。

ともかく、
新しい表現にチャレンジしよう、というか、面白いものをつくろう、というか、
しかも楽しんでやろう、というエネルギーをいっぱい感じて、
なんだか元気と勇気をいただいて帰りました。

終演後、菅野さんや藤川さんにごあいさつし、
ついでにpat!のチラシを渡して宣伝までして帰ってきちゃいました。

しかし、ちょっと図々しかったかな~・・・と、帰り道で勝手にへこむ。
ほんと営業向いてないな、私。


いやいや!私たちも頑張ろうっ!
pat!もりあげようっ!!

どうぞみなさん、お楽しみに。


実委長でした。

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