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[pat!] 春待ちかわら版web

人形劇団プーク劇団員による自主公演「pat!」◆2010/3/6-7◆@プーク人形劇場◆満員御礼にて終了!!◆

巨匠、マイスター

2010年03月01日 | 黒の劇場 小品
アトリエに大ベテランの美術家:星野毅が現れた!
今回は「ブラックシアター3部作」の演出をしている。
プークでは数々の作品の美術、演出を担当し、文句なしにプークの屋台骨を支えてきた美術家だ。

この作品に出演する大崎は、普段は俳優ではなく、制作の仕事をしている。
演じる事、人形を遣う事、観衆の目にさらされる事・・・。pat! 出演者の中では、一番大きな山にトライしているのではないだろうか。日々演出にダメ出しをされながら、当日に向けてひた走る。

大崎は今日もまた鬼の形相で歯を食いしばりながら稽古をしていた。
・・・と書くと何だかハードなトレーニングを強いられているようだが、そうではなく、思いがうまく手や人形に伝わらず、その圧力が否応無しに顔に出てしまっている・・・様に見受けられる。

違うかもしれないけど、そうかもしれない。

相対的に目立たないが、美術に取り組む新人:松尾 達も大奮闘だ。

形容しがたく崩れきった表情の大崎の横で、星野毅がバンドソー(電動の大型ノコギリ)に向かう。
そのまなざしは実年齢を感じさせない澄んだ光をたたえていた。

(これぞ創造の現場。か

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