講談社の『オードリー・タン 自由への手紙』という本を読みました。
IT化が一向に進まない日本のデジタル大臣とは違い、台湾史上最年少の35歳でIT担当大臣として「マスクマップ」などの辣腕を振るった人に興味を持ったからです。
内容は、オードリー・タン氏へのインタビューを起こしたもので、氏の考えもさることながら、あまり知られていない『台湾』を知ることのできるものでした。
Chapter1 格差から自由になる
01 不平等から自由になる
02 不安から自由になる
03 年齢から自由になる
04 競争から自由になる
05 国家から自由になる
06 対立から自由になる
Chapter2 ジェンダーから自由になる
07 正しさから自由になる
08 男と女から自由になる
09 ジェンダー概念から自由になる
10 家族から自由になる
Chapter3 デフォルトから自由になる
11 強制から自由になる
12 ヒエラルキーから自由になる
13 支配から自由になる
14 言葉の壁から自由になる
Chapter4 仕事から自由になる
15 スキルセットから自由になる
16 一枚岩から自由になる
17 お金から自由になる
兎に角、読み終えた本が付箋だらけになりました。(私はもう一度読み返したい部分に付箋を貼りながら本を読みます)
印象に残った箇所は、
序文にあった『日本はロボットのイメージが「ドラえもん」で、米国の「ターミネーター」とは違い、テクノロジーに親しみがある』『暴力は恐怖と不安から生まれる・・・解決策は、お互いの文化の理解と外交』から始まり多数あったのですが、
今の日本にもっとも必要なことは
『リーダーに必要なのは透明性と説明責任能力』
かも知れません。
当選回数ではなく、氏のように能力のある人が大臣になって欲しいと、心から思いました。
今まで知らなかった「進んでいる台湾」を知り、日本が遅れていることに驚きました。
何度でも読み返そうと思える本でした。