けいいちの日記

「けいいち」が綴るスポーツネタを中心としたブログです

ばあちゃんと自己責任

2005-12-11 | 身辺雑記
今日、ジョグをしていたら、とある婆さんが自転車に乗って、横断歩道を赤にもかかわらず、渡ろうとしている様子があった。明らかにその婆さんは様子を伺っているのだが、 年のせいか、足元がおぼつかない。幸いにもその婆さんは無事渡れたが、もし車が急スピードで来たら、その婆さんは明らかに危ない。

もし、その婆さんを轢いてしまったら、100%ドライバーの責任となり、被害者には一切の責任がない。これは日本の現行の法律上、そうなっているのだが、心情的にはドライバーが100%悪いのかというと、これまた難しい問題である。
今回の婆さんはかなり様子を伺っていて渡っていたのだが、これを言い換えれば婆さんの自己責任の下で行った行為でもある。(その婆さんは「信号が赤」ということを認識していて渡っているからだ)

さて、翻って、昨年イラクで日本が人質になった時に噴出した「自己責任論」。
「危険なイラクに行ったのは行った人が悪くて、救出費用は税金ではなく、人質やその家族に請求するべきだ」という意見が続出した。
政府は国民の生命を守る義務があるという意見もあり、この論戦は何が正解なのか、何とも言えないのだが、もし「自己責任論」がまかり通るのであれば、さっきの婆さんが事故に遭ったとしても、それは婆さんの責任ということになる。しかし、それは法律上、ありえない話であるが・・・。

自分なりに解釈すると、、「自己責任」というのは、自分がリスクを冒しているのを覚悟で行動し、それが失敗したら自分で責任を取るということか?
それはそれで正しいのかもしれないが、世の中には、ドライバー:歩行者→いかなる場合でも0:100というケースもある。「自己責任」という言葉自体が曖昧なのかもしれないけど、これほど使い勝手のいい単語はないのかもしれないが。


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1 コメント

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Unknown (ごんた)
2005-12-25 21:37:39
勉強不足ですみません。



民法722条は?
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