けいいちの日記

「けいいち」が綴るスポーツネタを中心としたブログです

政権交代の夜

2009-08-30 | 世間ネタ
「歴史は動いた」と言ってもいいでしょうか。

民主圧勝、政権交代へ 鳩山首相、来月誕生(共同通信) - goo ニュース

民主党が300議席オーバー、もしかしたら衆院の3分の2の320議席を(参院で否決しても再可決できる議席数)を超えるかもしれないという圧勝に終わりそうな今回の衆院選の結果となりそうです。
長野県の小選挙区でも5議席全てを民主党が独占し、「民主王国」と呼ばれていた長野県でも5つある小選挙区で過去3回は自民党の3勝2敗だっただけに、長野県でも「風は吹いた」とも言えます。

戦後政治で自民党以外の政党が単独過半数を奪うのは初めてですし、本格的な政権交代を果たすことになる今夜の動きは戦後の日本にとって、歴史的一夜になりそうです。

このブログでも触れましたが、この結果は小選挙区制の凄まじさ、恐ろしさを再び見せつけるものとなりました。
事前の世論調査では民主の圧勝という報道でしたが、小選挙区制では「一人しか当選できない」システムで、どちらかに迷っている有権者としては「勝ち馬に乗りたい」心理(バンドワゴン効果)が現れた結果なのではないでしょうか?
自民党にとっては4年前の「郵政の風」を受けて圧勝劇を演じましたが、今回は民主党が「政権交代の風(しかもハリケーン級の)」を受けての圧勝。
これもまた、小選挙区制の為せる業ではないでしょうか。

これで政治がどのように変わるか分かりませんが、民主党にとっては(もし3分の2以上の議席を獲得すれば衆院で再可決できるだけに)この圧勝は言い訳のきかないほどのもので、民主が結果を残せなければ次の衆院選は4年前の事態になりかねません。(来年の夏には「中間審判」となる参院選もありますしね)
あとは今回、自民の大物潰しのために女性候補を擁立しましたが、もし彼女達がこれからの国会活動でパッとしなければ、次の衆院選では今回の「小泉チルドレン」のように(特に静岡7区のように)なりかねません。(有権者は結構残酷ですから…)

自民党も初めて「本格的な」野党になります。民主の勢力を奪う「政界再編」を仕掛けるにはあまりにも困難な数字なわけで、与党に慣れてしまった自民党にとっては苦痛でしょう。
ただ4年前の民主も大惨敗を喫しましたが、この4年間で(追い風を受けたとは言えども)力をつけたのは事実。
自民党も再生して、本格的な二大政党制につなげてもらいたいです。
少なくとも、権力という魅力に負けて自民を離党して民主にすり寄るということだけはやめてくださいね。


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