日本対イエメン

日本、辛勝。
そう言っても差し支えないでしょうね、今日のイエメン戦は。
まぁ、オシム監督下のＡ代表では初の公式戦でしたが、やはりイエメンのガチガチに固めてくる守備に日本は攻めはするものの、最後の「一手」が決めきれなかった。そんな光景が９０分間繰り広げられた感じがしました。
前回（トリニダード・トバゴ戦）と比較して、選手の動きは少なかったし（これはビッグスワンが午後７時を過ぎても３０℃を超えていたのだから致し方ないのだが）、先制点が早めに取れなかった焦りが前半の終盤から現れていたのは明らかだった。（オシム監督の様子を見れば明らかだった）
後半になって羽生を投入し、スペースを生み出そうとしたのだが、なかなか羽生の動きが生かされない。ＧＫのファインセーブもあり、なかなかゴールが奪えない。
それでも、阿部がＣＫから頭で決め先制し、後半４０分過ぎには佐藤寿人が自らのシュートを押し込んで、２－０と勝った。

やはり、オシム監督のやりたいサッカーは、反町さんの時のアルビのサッカーと同じだと思った。
今日の試合では、パッサーよりも羽生のように動きでスペースを作り出す選手を重用したし、今後もそのような感じの采配になるのだろう。これだと、小野や中村俊輔、小笠原など、ジーコが重用していた選手はこれから招集されるのだろうか？松井大輔はオシムのお気に入りらしいが（以前、サンスポで『松井を軸にする』とコメントしていたらしいが）、平山はどうなるのだろうか・・・。

まだオシム監督下で２戦目。オシム色を出すにはまだまだ時間が必要なのだろうが、やりたいサッカーはなんとなく、輪郭は見えてきた気はするのだが。