土曜日、風まだ強し。 冬山の小道具を試すのは日曜日だな・・・。
連れの影響でコンロ購入、更に植村直己さんの「北極に駆ける」の影響で、雪か氷でラーメン作ってみたくなった。
冬場、溶かせば水はいくらでもある。 荷物の水筒が減るとめっちゃ楽やん・・・。
アリオのモンベルでスパッツ購入ついでに、「日本列島生き物たちの物語」を見ました。
六甲のウリボー、愛くるしいけど、匂い隠すために沢でおしっこしてました。
金剛山でイノシシの話は聞かないけど、沢の氷はさっそく却下。
雪にしよっと・・。 念のため、水筒にお湯入れて出発。
今回はダイトレの先、もみじ谷へ。 下りは3回、登りは初めて。
飛沫が雪を溶かし、掘り出したばかりの水晶みたいになってます。
結構急ですが、写真の度に自然と休憩が入るんで楽ちんです。
ちょっとチキンなんで、人が踏み固めているであろう日曜を選択して正解でした。
一番上の滝は、正面のわずかな口を除いて、ほぼ完全なドームになってました。
物足りない? 角度を変えれば、ほれ、完ぺきドーム。
ベテランの中には現場で完ぺきでないことを嘆く人がいますけど、初めてきて素直に感動してる人を邪魔しちゃいけませんよ。
その時その時の良いところを探したい。 毎回、違うことを楽しみたいのであります。
水量がぐっと減って、右に左に沢をまたいで登る。
左の谷を見上げると、いつも下りてくるぬめっとした滝とロープ場。
足跡があるけど何日か前のものに雪が積もってる。
あれれ? 最後の蟻地獄は誰も行かないの?
右の谷は、今日の足跡がしっかりと。
右から下りてくる常連さんに聞くと、こっちがもみじ谷本流ルートとのこと。
ありり? ずっと勘違いしてました・・・。
誰も行かない蟻地獄に、チキンな自分が行くはずもなく、ホントの本流ルート、ありがたく初体験。
ここからが急。 トレッキング靴で蹴りこんでもスキー靴みたいにつま先が雪に入らないので、階段が作りづらい。 簡易アイゼンを利かせようと土踏まずをべったりつけると、足首の角度がきつく、こんどはヒラメ筋が・・・。でも良い感じでルートが木を縫ってるので、木も掴んで登る。
蟻地獄はもっとべったり急斜面。 あのまま行っても、雪の登りは無理かもね。
休憩がてら写真を撮りましたが、歯がゆいほど傾斜のイメージが伝わりません。
登り切って平坦な道になって少し行くと、バードウォッチングポイント。
鳩より少し小さい青い羽根の鳥が数羽。
トリミングして自動修正して、やっと鳥に見えました。
いつもはここから降りてました。 私個人のもみじ谷本流ルート。
一番上は凄い人。 トイレして、上半身一式を着替えて、ハンコを貰って金バッジ。
記念写真は各所で順番待ち。 女子トイレは長蛇の列。
それが済んだら、各自カップ麺を大事に抱えて三分間待つ。
なんだか健康診断でいろいろ回っていく感じがしないでもない。
うまいタイミングでベンチを確保できました。
その辺の雪をこっそり鍋に入れても、えらい注目されそうなので、持参のお湯・・・。
ここでもチキン。
大振りのトマトを手でつぶして入れて、その間におにぎり。
ちょいと小ぶりなタイのグリーン・カレー・ラーメン。
体温上げて行きませう。
〆は、チャーシュー・メンマのおにぎりを丸ごと潰して、クッパ風?
最後は雪で鍋をこすってきれいさっぱり。 ゴミと一緒にコンビニ袋にいれてリュックの底へ。
人の途切れる隙を狙って、金剛山の記念写真。
すでに12時半。 ずいぶん時間かかってるなぁ・・。
天気が最高。
迷わず展望台へ。 行ったことのない山々を見渡す。
夏はもっと足伸ばそっと・・・。
最後はダイトレでザックザックと下山。
要らないと言えばそれまでですが、ストックがあればその分大きく動けてペースが上がり、より強い運動をしてる感じがします。
冷たいスポーツドリンクが旨い。
水越峠で14時40分・・・。葛城山連荘はまた今度。
滝の氷、無風、晴れ、くくっくくっと楽しい雪。
すべてを揃えてくれた、優しい一日に感謝。