大阪芸大ジャーナリズム研究会

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富士山女子駅伝 28秒差で悲願の入賞ならず

2023-12-30 15:04:58 | ニュース

 12月30日に行われた大学女子駅伝の二大大会の一つ「富士山女子駅伝」で、大阪芸大女子駅伝部は、5区・北川選手と最終7区・鈴木選手が入賞圏に入る熱いシーンをみせたものの、最終順位は2021年と同じ学校最高タイの9位。東北福祉大との差28秒で、惜しくも悲願の入賞はなりませんでした。名城大が2時間22分42秒で6連覇。関西勢では4位立命大、5位大院大に次ぐ順位でした。<前田美空・長田恭一・宮原裕>

 11回目の大会となる今年の全日本大学女子選抜駅伝「富士山女子駅伝」(主催:日本学生陸上競技連合)。2023年12月30日、静岡県の富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場の7区間、43・4キロでレースが行われました。

 3年連続9回目の出場を果たした大阪芸大は、4年生3人、2年生2人、1年生2人の布陣で臨みました。

 1区を任された菅﨑南花選手(2年)は、集団に食らいつき22位。トップとの差は41秒。2区古原夏音選手(4年)は、6つ順位を上げ16位に。続く3区青栁朋花選手(2年生)も2つ順位を上げ14位に。さらに4区進藤小春選手(1年生)も1つ順位を上げました。

 13位でたすきを受けた5区のエース北川星瑠選手(4年)が、順天堂大を抜きまず12位に。さらに9位に上がり入賞圏内に迫ります。最終的に6つ順位を上げ、7位で小倉侑々選手にたすきをつなぐ好走をみせました。

 6区小倉侑々選手(1年)は、混戦を粘ります。最終7区の鈴木杏奈選手(4年)は、8位と2秒差の9位でたすきを受け取り最後の上り坂に賭けます。

 5kmを過ぎた地点で鈴木選手は追い上げ、中央大を抜いて再び8位に。入賞かと思われましたが、最後は区間賞の走りを見せた拓殖大・新井沙希選手に抜かれて、富士総合運動公園陸上競技場のゴールへ。

 東北福祉大との差28秒で、惜しくも悲願の入賞はなりませんでした。順位は2021年と並んで、これまで最高タイの9位でした。

《大阪芸大チームの出場選手》
1区 菅﨑南花 2年
2区 古原夏音 4年
3区 青栁朋花 2年
4区 進藤小春 1年
5区 北川星瑠 4年
6区 小倉侑々 1年
7区 鈴木杏奈 4年

●1区→2区 22位
 午前10時、気温9.3度のコンディションで、1区(4.1km)の菅﨑南花選手がスタート。22位で2区の古原夏音選手にたすきつなぐ。トップとの差は41秒。

●2区→3区 16位
 2区(6.8km)古原夏音選手は、6つ順位を上げ、16位で3区の青栁朋花選手にたすきをわたす。トップとの差は1分38秒。

●3区→4区 14位
 14位で4区(4.4km)を走る進藤小春選手にたすきつながる。トップとの差は2分9秒。2つ順位を上げる。入賞圏8位との差は56秒。

●4区→5区 13位
 1つ順位を上げ13位で5区(10.5km)を走るエース北川星瑠選手にたすきつなぐ。トップとの差は2分50秒。8位との差は1分01秒。
 北川は選手が順天堂大を抜きまず12位に。さらに9位に上がり入賞圏内に迫る。最後は6つ順位を上げ7位につける。

●5区→6区 7位
 7位に順位を上げて北川選手は6区(6.0km)を走る小倉侑々選手にたすきつなぐ。トップとの差は3分7秒。

●6区→7区 9位
 小倉選手は2つ順位を落としたものの粘って9位で最終7区(8.3km)鈴木杏奈選手にたすきつなぐ。トップとの差は4分32秒。8位との差はわずか2秒。
 5kmを過ぎた上り坂で、中央大を抜いて再び8位に上がり入賞圏内に。
 最後に、区間賞の走りを見せた拓殖大・新井沙希に抜かれて9位でゴール。8位の東北福祉大との差28秒。
 2021年と並ぶ学校最高記録9位で、惜しくも悲願の入賞は逃す。

●総合成績は名城大が6連覇
 総合成績は名城大が2時間22分42秒で6連覇、6年連続で全日本大学女子駅伝との2冠を達成しました。2位が日体大、3位が大東大。4位立命大、5位大阪学院大、6位城西大、7位拓殖大、8位東北福祉大、9位大阪芸大、10位中大でした。

●最長5区で6つ順位を上げた北川星瑠選手
 最後の出場となった4年生・北川星瑠選手は第5区で6つ順位を上げ、チームを7位に押し上げた。記録は、大東文化大のサラ・ワンジル(34分15秒)、名城大の谷本七星(34分39秒)、日体大の山﨑りさ(34分50秒)、城西国際大の長島奈南(34分52秒)に次ぐ、5番目の34分56秒だった。

●レース後に感謝のコメント
 大阪芸大女子駅伝部は、レース後の14時10分ごろ、ブログ(http://blog.livedoor.jp/josiekiden/)に部員名で、「結果としては目標に届かず悔しさ残るものとなりましたが、(中略)引き続き、応援をよろしくお願いします」と感謝のコメントを発表しました。

《総合成績》
 1位 名城大  2時間22分42秒
 2位 日体大  2時間24分04秒
 3位 大東大  2時間24分24秒
 4位 立命大  2時間25分13秒
 5位 大院大  2時間26分23秒
 6位 城西大  2時間26分37秒
 7位 拓殖大  2時間26分59秒
 8位 東北福祉大 2時間27分01秒
 9位 大阪芸大 2時間27分29秒
10位 中央大  2時間27分34秒
11位 全日本大学選抜 2時間28分07秒
12位 関西大  2時間28分49秒
13位 玉川大  2時間29分09秒
14位 立教大  2時間30分19秒
15位 城西国際大2時間30分35秒
16位 順天堂大 2時間31分01秒
2023年12月30日、富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場、7区間、43・4キロ)

《大阪芸大これまでの順位》(8位以内が入賞) 
 2013年 20位
 2014年 16位
 2015年 
 2016年 14位
 2017年 13位
 2018年 18位
 2019年 14位
 2020年
 2021年  9位
 2022年 10位
 2023年  9位

●大会公式サイト=https://www.fujisan-joshiekiden.jp/

●フジテレビサイト=https://www.fujitv.co.jp/sports/ekiden/fuji/

【訂正】見出しと本文に「8位東北福祉大との差18秒」とありましたが、「28秒」の誤りでした。訂正します。(2023年12月30日17:25 編集部)


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