きさんじ けんたろ？

04年03月17日（水）　きさんじ　けんたろ？ _____

『キサンジ　やなあ。』　ってケンタロはよく言われる。
確か・・・・おにいちゃんもよく言われてた。
二人はよく似てるからね。

ケンタロはこの前、おにいちゃんの試合についていった。
試合の日は、行ってからけっこうおかあさんも忙しい。
ケンタロはいつも、他の兄弟連れできている子らと遊んだり
手持ち無沙汰などこかのお父さんや
手の空いているコーチらと遊んでいる。

この前の試合では、まったくの偶然だけど、
おかあさんの同窓生がなんと一人でなく数人、
そのサッカーの試合に関係していることがわかって、
みんな会うのを楽しみにしていた。
子供の親としてきている、ケンタロのおかあさんもいれば、
監督として、子供らを出場させている人もいた。

こんな偶然、ケンタロのおかあさんにはよくあるんだな、これ。
どこかでみんな繋がってるみたい。

おかあさんが、何か用事があったので、ケンタロはどうしようか・・・
って考えてたとき、ちょうど、その同窓生の人が
一度家に帰るというので、ケンタロも一緒に連れていってくれることに。
ケンタロにとっては初めての人だったけど、
小学生の子供がいたので、あそべる、ってことで行くことにした。

おかあさんの用事が済んだ。
気がつけば同窓生も戻ってきている。
ところがケンタロはいない。
『あれ、ケンタロはどうしたん？』
『・・・それが』
『ん？』
『戻ろうって言ってもな、“ぼく行かない”っていうねん・・・』
『え』
『“ぼく、ここで遊んでるからおばちゃん戻っていいで”って』
（おいおいおい・・・・ケンタロ）
『そうなん？』

まあ、小学生の子ときげんよく遊んでたし、家にはもう二人、
もっと大きなおねいちゃんたちがいてるらしいから、危険はないが。

しかし、ケンタロ。
ふつうおかあさんのところへ戻りたがるやろ？

ケンタロは小さい頃から全然人見知りをしない。
ほんとに。。
まあ、いっか。