私は野球のことは全くわからない。
昔大洋ホエールズはドラマ「太陽にほえろ」の出演者・スタッフの作っている球団だと思っていたくらいだ。
野球の選手も、TVのCMに出ているか、『巨人の星』に出ていた選手しかわからない。
だから、堀内はわかる。『巨人の星』はビルドゥングス・ロマンとしてすごい傑作だと思う。
夫が広島の大ファン(ほとんど感情を表に出さない人なのに、広島の勝ち負けだけは喜怒哀楽を露にするのが理解できない)なので、絶対眼には入っていると思うが、広島の選手の誰一人名前と顔が一致しない。12球団名もそらではあげられない。
非難覚悟であえて言えば、贔屓の球団の勝ち負けに一喜一憂する人生って悲しくないか?自分の人生を戦うのを諦めたから、贔屓の球団に代理戦争させている人もいるような気がするのだ。
また、野球中継が延びるために、ドラマの予約録画を24分多めにしておかなければならないのが大変うざいし、DVDの無駄遣いでもある。うっかり長めに予約するのを忘れたりすると大変だし。それで最終回の最後のところを見逃したこともある(私はドラマフリーク、そっちの方がよほどくだらないという人もたくさんいるだろうが)。
経済の先生に、プロ野球中継が、野球に興味がない人に課している余分なコストがどれくらいか(もちろん、ファンが多く、日本全体の経済にプラスになっているのは承知しているが)、一度ぜひ計算してほしい。
前置きが長くなったが、それでなぜ、このタイトルかというと、連日話題になっているこのニュースを見るたびに、疑問に思うことが、たぶん多くの人と違うからだ。
ー選手会は法人格がないので、誰の名義で仮処分申請をしたのだろうか?
ー「オーナー」は、法的には何か?株式会社である球団の代表取締役社長は別にいるようだし、会社法上の何に当たるのか?
ー合併や新規参入を制限する業法はあるのか?ないなら、報道されているような規制は独禁法上の問題はないのか?
会社法上は、株主(球団の株主は1社の企業だけだろう)の利益を考えればいいのだから、ファンの意見に配慮するのは「会社の社会的責任」という論点の格好の事例にはなるだろう。
学生時代故竹内昭夫先生が会社法の授業で「会社の社会的責任」を強調しすぎると本質を見失うとおっしゃったのを思い出す。
法律を知っていると、ドラマなんかも楽しめないことがある。
よくあるエピソードで、地主や大家が不動産を売るから店子が出て行かねばならず、それは困るので買い取るお金を必死で集めるというのも、法律上は、住んでいる借家人、登記した建物を持つ借地人は不動産の買主に対抗できるから、おかしな話だと思ってしまう。
先日も反町隆史主演のドラマ『ワンダフル・ライフ』で、商店街を買収するつもりだった不動産会社の社長(沢村一樹)が余命いくばくもない息子がその商店街の少年野球チームに入れてもらったので、 独断で計画を中止するというエピソードがあった。
本来感動的なエピソードなのだろうが、「株主が社長の一族だけならいいけど、そうじゃなければ背任になるし、株主代表訴訟の対象にもなる」と考えてしまった。
昔大洋ホエールズはドラマ「太陽にほえろ」の出演者・スタッフの作っている球団だと思っていたくらいだ。
野球の選手も、TVのCMに出ているか、『巨人の星』に出ていた選手しかわからない。
だから、堀内はわかる。『巨人の星』はビルドゥングス・ロマンとしてすごい傑作だと思う。
夫が広島の大ファン(ほとんど感情を表に出さない人なのに、広島の勝ち負けだけは喜怒哀楽を露にするのが理解できない)なので、絶対眼には入っていると思うが、広島の選手の誰一人名前と顔が一致しない。12球団名もそらではあげられない。
非難覚悟であえて言えば、贔屓の球団の勝ち負けに一喜一憂する人生って悲しくないか?自分の人生を戦うのを諦めたから、贔屓の球団に代理戦争させている人もいるような気がするのだ。
また、野球中継が延びるために、ドラマの予約録画を24分多めにしておかなければならないのが大変うざいし、DVDの無駄遣いでもある。うっかり長めに予約するのを忘れたりすると大変だし。それで最終回の最後のところを見逃したこともある(私はドラマフリーク、そっちの方がよほどくだらないという人もたくさんいるだろうが)。
経済の先生に、プロ野球中継が、野球に興味がない人に課している余分なコストがどれくらいか(もちろん、ファンが多く、日本全体の経済にプラスになっているのは承知しているが)、一度ぜひ計算してほしい。
前置きが長くなったが、それでなぜ、このタイトルかというと、連日話題になっているこのニュースを見るたびに、疑問に思うことが、たぶん多くの人と違うからだ。
ー選手会は法人格がないので、誰の名義で仮処分申請をしたのだろうか?
ー「オーナー」は、法的には何か?株式会社である球団の代表取締役社長は別にいるようだし、会社法上の何に当たるのか?
ー合併や新規参入を制限する業法はあるのか?ないなら、報道されているような規制は独禁法上の問題はないのか?
会社法上は、株主(球団の株主は1社の企業だけだろう)の利益を考えればいいのだから、ファンの意見に配慮するのは「会社の社会的責任」という論点の格好の事例にはなるだろう。
学生時代故竹内昭夫先生が会社法の授業で「会社の社会的責任」を強調しすぎると本質を見失うとおっしゃったのを思い出す。
法律を知っていると、ドラマなんかも楽しめないことがある。
よくあるエピソードで、地主や大家が不動産を売るから店子が出て行かねばならず、それは困るので買い取るお金を必死で集めるというのも、法律上は、住んでいる借家人、登記した建物を持つ借地人は不動産の買主に対抗できるから、おかしな話だと思ってしまう。
先日も反町隆史主演のドラマ『ワンダフル・ライフ』で、商店街を買収するつもりだった不動産会社の社長(沢村一樹)が余命いくばくもない息子がその商店街の少年野球チームに入れてもらったので、 独断で計画を中止するというエピソードがあった。
本来感動的なエピソードなのだろうが、「株主が社長の一族だけならいいけど、そうじゃなければ背任になるし、株主代表訴訟の対象にもなる」と考えてしまった。
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