杏歌の独白

主にゲーム音楽の耳コピー話中心の予定ですが、美味しかった物や日頃思いついた事もつらつらと。

「マニュアル本」は良し悪しだと思うんですよ

2018-04-22 | 日記・エッセイ・コラム
機械やら資格やらの説明書の類ではありません。
そういうのは、使う前もしくは使いながらしっかり読み、後で「こんな便利な事はもっと早く知りたかった」と後悔しないようにした方がいいように思う。

私が疑問に思うのは人の心証や処世術とかに関する本の話。

こうすれば異性にモテる、とかデキる上司に見える、とか。

早急に解決したいその手の悩みがあるなら、真剣にそういうマニュアル本に頼りたい気持ちもわからないではないのです。
もうどうしたらいいかわからず、相談する人も無く、行き詰まってマニュアル本に頼る事もありました。
そしてそういう時ほどその記事にすがり全面的に信じてしまっていたと思う。
「溺れる者」ですから。

そりゃ頭から「間違い」とは言いません。
それがピタリと適合する場合もあるでしょう。

モテマニュアルに関しても、当てはまりやすい事が書いてあっても自分の意中の人が必ずしもそれに当てはまるかは わからないじゃないですか。

人間なんて十人十色。

「そういう事もあるかもしれない」と思う程度でサラッと読めるなら別として、どうしてもその記事内容に振り回されるならいっそ何も読まない方がうまく行きそうな気がするんですよ。

学生時代迷走し、そういうマニュアル本の類を読みふけっていた時期がありまして 今にして思えば無意識に妙な固定観念を持ってしまっていた気がします。
そして大人になってそれとは違う考えを持った時 罪悪感を持ってしまい、スムーズな方向転換がやりにくかった気もする。

全部が全部そうとは言わないけれど、少なくとも私の場合はマイナスに働いてしまったな、と。

あくまで自分の価値観を信じられ、本に書かれた事を「そういう考え方もあるんだな」程度に柔軟に対処出来るならいいんでしょう。 

昔講義で、書籍やテレビ等メディアに乗っている事柄は必ずしも「絶対的真実とは言えない事を認識すべし」と説いていた先生がおられました。
その意味は頭ではわかっても、なかなか実践し辛い。
印刷され公けにされている情報って、それだけで重みがあり正しい物と鵜呑みにしてしまったり(自分で確かめようが無かったりするし)、その考え方が世間一般(自分以外の誰もが)持っている物だとも無意識に思ってしまってたり。
そういう自分の考えに気がついて恐い、とも思いました。

それ自分の価値観じゃないよね。
お仕着せだよね。
そしてそういうお仕着せの価値観は自分がしたい事ではなく、すべき事に自分自身の行動を制約してしまうと思う。
もったいない。

なので今ではそういうマニュアル的な記事を目にしても「ああそういう見方、考えもあるか」とそれが必ずしも「最上の物」とは決めてかからないように意識してます。

以上をふまえて、この記事を読んだあと「そういう考え方もあるのね」とサラッと思ってもらえれば なによりです。







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