おしょうしな満腹日記~伊豆のお家ひまわり~

米沢スキー場ペンションおしょうしな跡地です。
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『直江兼続エピソード展』

2009年06月23日 | 米沢の歴史案内

6月22日月曜日
上杉神社に隣接する「座の文化伝承館・蔵」で開催中の『直江兼続エピソード展』を観てきました。

直江兼続に関するエピソードのなかでも、史実としての裏づけのないものばかりを集め、そのエピソードの発信源となった書物などを紹介するという、ちょっと変わった趣向のイベントです。



例えば、

「直江兼続は大男で美男子だった」
「質素な暮らしぶりに徹し、直江夫妻が亡くなったあと、遺品として残されていたのはほとんど武具と書籍だけだった」

また、直江公の盟友前田慶次について
「前田慶次が、いわゆる東北の関が原『長谷堂の戦い』の際に自ら殿(しんがり)役をかってでた」

などなど、直江公にかかわる史実として確かな裏づけのない逸話と、その逸話が最初に紹介された書籍の写真などが30ほど展示されています。

展示された品々を観てまわって思ったのですが、直江兼続という人物については、実はよくわかっていない部分がとても多いのですね。
でもだからこそ、人それぞれが自分なりの直江兼続像を想像して楽しむ自由があるのかもしれません。




さて、この『直江兼続エピソード展』の会場になっている「座の文化伝承館・蔵」という建物。
私は地元民でありながら、この建物のことを今回初めて知りました。
文字どおり、昔の蔵、それも相当に立派な蔵の中をギャラリーとして改装してあります。

案内係の女性に、この蔵は誰の所有物だったのですか?と尋ねたところ

「この蔵はかつての上杉家の蔵なんですよ」

という返事に驚いてしまいました。

さらにお話を聞くと、現在上杉博物館に展示されている上杉家伝来の品々のいくつかは、昔この蔵に保管されていたとか。
そいえば、この場所はかつての米沢城のお堀のすぐ外、明治以降の上杉伯爵邸(現上杉記念館)のお隣ですから、昔は上杉家の所有地の一部だったはずですものね。



その昔、たくさんの上杉家代々の宝物が眠っていたであろう蔵に思いがけず入ることができて感慨深かったです。


『直江兼続エピソード展』は今月28日まで。入場無料です。


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