“ようなもの”
ご幼少の砌は、正月が楽しかった。こんなに楽しい正月が、三が日だけで平常に戻ってしまうのを呪ったものである。
今は、毎日が日曜日ならぬ、毎日がお正月の“ようなもの”である。この“ようなもの”というのが、なかなかくせ者だ。
世の中には、この“ようなもの”がウヨウヨしている。政治家の“ようなもの”、噺家の“ようなもの”・・・枚挙に暇がない。
することもないので、漫然とテレビの番組を見ていると、この“ようなもの”芸人の多いこと! ウジャウジャいる。ほとんど全員が“ようなもの”芸人だ。
“ようなもの”爺さん — 場所: 東京都港区