年老いた孔子(こうし)は古(いにしえ)の聖人・周(しゅう)公(こう)の夢を見なくなったと、心身の衰えをなげいた。で、こちらは江戸時代の儒学(じゅがく)の先生、弟子に昼寝しているのを見られて「周公の夢を見ていた」と言い訳をする
▲翌日、今度は弟子が昼寝しているのを先生が見つけ、起こすと「周公に会っていた」という。「ならば周公は何とおっしゃった」。先生が問い詰めると、弟子は「周公はきのう . . . 本文を読む
【産経抄】 若旦那の道楽 6月28日
http://www.sankei.com/world/news/160628/wor1606280004-n1.html
・・・・・・・・・・・・・・・・
つぶやき
こちらも「困った者だ」では見過ごすことのできない相談だ。ミンシン党はいつまでハト・ポッポを放置するのだ。少なくとも「出国の自主禁止」くらいの処置はできないのかね?
まァ . . . 本文を読む
スルメは縁起が悪いからとアタリメに言い換えるのを…
スルメは縁起が悪いからとアタリメに言い換えるのを「忌(い)み言葉」という。古くは伊勢神宮に奉仕した皇女、斎王(さいおう)の御所で用いられた「斎宮(さいぐう)の忌み言葉」があった。神慮をはばかって仏教の用語や不浄な言葉を他の表現に言い換えたのである
▲僧侶は「髪長(かみなが)」と反対の意味に言い換えられ、仏を「中子(なかご)」と呼 . . . 本文を読む
今時 北朝鮮で結婚式などとても考えらえませんが応対はとてもよかったとか? 少々長い記事ですが興味を引きました。
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e5%89%8d%e4%bb%a3%e6%9c%aa%e8%81%9e-%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%81%a7%e7%b5%90%e5%a9%9a%e5%bc%8f%e3%8 . . . 本文を読む
人が他人に対し攻撃的になるのは…
人が他人に対し攻撃的になるのは欲求不満や不快な感情の表れだが、それだけで実際に攻撃に踏み切るのではない。攻撃行動はその手がかりとなる刺激によって起こるという「攻撃手がかり説」を唱えたのは米心理学者バーコビッツだった
▲バーコビッツが行った実験では、欲求不満状況に置かれた人の攻撃性を明らかに高めたのは目の前に銃が置かれた環境だった。銃は . . . 本文を読む
「ツナ缶」といえば日本では…
「ツナ缶」といえば日本ではマグロの缶詰を言う。だが、世界的には、その原料の大半はカツオである。漁獲規制の強化や価格の高さから、日本向け以外ではまずマグロは使わない
▲ツナ缶は今、欧米向けだけでなく国際商品になった。最大の生産拠点はタイだ。ツナ缶収集家でもある山下東子(はるこ)さんの「魚の経済学」(日本評論社)によると、生産量は世界の3分の1を占める。 . . . 本文を読む
けちを俗に「六日知らず」という…
けちを俗に「六日知らず」という。日にちを勘定するとき1日、2日……と指を折って、5日で握りこぶしとなる。一度握ったら放さないから6日以上は数えられない。吝(りん)嗇(しょく)を笑う落語のまくらだ
▲けちが噺(はなし)のたねにされるのは寄席のお約束で、金を払ってまで噺を聞く客にけちはいないわけだ。逆に言えば、 . . . 本文を読む
「スタバ(スターバックスコーヒー)はないけど、日本一のスナバ(鳥取砂丘)はある」。その後スタバは鳥取県内に進出したが、平井伸治(ひらいしんじ)知事の「名言」は広まった。人口が日本で最も少ない県は存在感をアピールしようと懸命だ
▲なのに、また影が薄くなるのではと県民は心配しているようだ。夏の参院選で「鳥取・島根」は「徳島・高知」と並んで合区された。両県で1人の議員しか選べない。人口が多い島根出身の . . . 本文を読む
物事の当事者ではない立場の「第三者」は明治時代に西欧の法律とともに輸入された言葉らしい。ただ昔も局外者だからこそ、かえって局面が読めるという「岡目八目(おかめはちもく)」のような言葉もあった
▲この「岡」は傍(かたわ)らという意味で、交際もない相手をわきから恋する「岡ぼれ」、他人の仲が良いのを関係ない者がねたむ「岡焼き」という言葉もある。同じく「岡評議」「岡吟味(ぎみ)」は物事の局外者がする議 . . . 本文を読む
米ソ両陣営が大量の核を擁して向き合っていたころ、その指導者の机には自分の判断の未来を映し出す水晶玉が置かれていた。いや、むろん現実の話ではなく、たとえ話と受け止めていただきたい
▲誤った決断をしようとした時、水晶玉には何が映ったろう。それはほかならない人類が初めて広島・長崎で見た途方もない都市の壊滅だった。では、指導者たちはそんな恐ろしい核兵器を放棄しようとしたか。あろうことか、選んだのはお互い . . . 本文を読む
国民搾り米軍に年7000億円 「思いやり予算」の総額維持 菅政府またも公約投げ捨て 2010年12月17日付
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/kokuminsiboribeigunninen7000okuen.html 下記は ← の転写である。
・・・・・・・・・・・・ . . . 本文を読む
「目出度(めでた)さはことしの蚊にも喰(くわ)れけり」は一茶(いっさ)の句である。この季節、老いた身に今年も蚊がやってきて食っていく、めでたいかぎりという。どんな虫にもやさしいまなざしを注いだ一茶には、蚊を詠んだ句が200以上もあるそうだ
▲もっとも大方の人は「血を分けし身とは思わず蚊の憎さ 丈(じょう)草(そう)」であろう。刺されたかゆみやうるささはがまんできても、遠い南の国から . . . 本文を読む
高度成長真っただ中の1968年の流行語は…
高度成長真っただ中の1968年の流行語は「昭和元禄(げんろく)」だった。経済大国となり太平ムードにあふれた世相を表したものだ。万博を控えた大阪に「がめつい」「ど根性」というイメージが定着した頃でもある
▲経済重視の風潮の中、上方歌舞伎や文楽(ぶんらく)は観客減に見舞われ存続が危ぶまれていた。伝統芸能の衰退を止めようと、その年 . . . 本文を読む
「例外のない規則はない」…
「例外のない規則はない」という規則に例外はあるか?−−あると考えても、ないと考えても矛盾にはまる。頭がこんがらがるこの手の話をパラドックス(逆説)という。どうも憲法にも「例外のパラドックス」問題があるらしい
▲災害や有事の際、人権などの憲法秩序を一時停止して政府に非常権限を与える案が改憲の主要テーマに浮上している憲法 . . . 本文を読む
旧ソ連の独裁者スターリンの時代の…
旧ソ連の独裁者スターリンの時代の風刺小話である。詩聖プーシキンの記念像が建てられることになり、デザイン案が検討された。プーシキンが同時代の詩人バイロンを読んでいる当初案は、政治的に党の路線が示されていないと退けられた
▲次のプーシキンがスターリンの本を読む姿は歴史的にありえないと却下された。結局、スターリンがプーシキンを読む像こそ . . . 本文を読む