大阪急行 無人駅線ブログ

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JR八戸線・白銀駅 鬼火。狐火。ほたる。すすき。葛の葉。カランコロン、カランカラン、コロン

2010-09-22 05:24:59 | ◆魂の内側に沿って孤独に八戸線

10.09.22 JR八戸線・白銀駅 鬼火。狐火。ほたる。すすき。葛の葉






★昨日の「無人駅空間とわたしの魂の内側との関係」について、補足。

 「(駅鉄として)修業が足りない」と書いたのは、昨日、朝、NHK・TV「ホリデーインタビュー」〈だからボクは母をかいた~政治学者・姜尚中さん~〉(番組解説=在日2世の政治学者、姜尚中さんが、自分の母を主人公に実話を元にした初めての小説を発表した。小説を通して見えてきたものとは何か。姜尚中さんが、ふるさと熊本で語る)――を観たことと関係があるかもしれない。

 ま、「観る」といっても、朝食の準備をしながらの視聴だった。
 昨夜の天ぷらをレンジで温める。
 お湯を沸かしてインスタントみそ汁を作る。
 電気釜のご飯をよそる。
 わたしには結構、たいへんな作業だ^^;。
 また、その朝食を取り、その日のスケジュールを(ちょっとイライラ)チェックながらの視聴だった。

 さらには、姜尚中氏の心のヒダを手探りしつつ言葉を発する姿勢に好感を持ながらも、大東亜戦争史観では相容れない立場の人物だという強い認識がわたしの根底にあって、わたしが一方的にブロッキングする厚い壁を隔てての視聴だった。
 だから、番組中の映像も言葉も、すべて、わたしの外側を流れていった。

 しかし、唯一の例外。
 魂の内側に焼き付いた場面がある。
 それは、ローカル線(たぶん熊本電気鉄道菊池線)の、どこかの駅で、姜尚中氏が、インタビューするアナウンサーといっしょにベンチに腰かけて談笑している場面だった。
 そこを観たわたしは、ああ、いいなぁ~、こういう場面、こういう時空間は……と思った。
 わたしは「(無人)駅鉄」であるかもしれないけれど、こんなふうに駅で、駅そのものではなく、駅から派生する身辺の瑣末、あるいは、駅にまつわる人生の片々について思考し、語る経験が不足している。(ま、こういう感じ方も番組の趣意からは外れているから、畢竟、外側に存在しつづけていることに変わりはないのだけれど^^;)

 くりかえす。
 わたしには、駅で、駅そのものではなく、駅から派生する身辺の瑣末、あるいは、駅にまつわる人生の片々について思考し、語る経験が、圧倒的に不足している。(反面、バス経験は豊か^^;)

 補足、以上。


 無人駅ノート   水仙
お元気ですか?
桐下駄で散歩中…だったりして。

下駄でカランコロンの元祖は この人ですね?


 WEB無人駅線 運営者
 太宰の銅像ですね。
 以前、除幕式をTVで観ました。

 太宰の銅像をみる、わたしなりのpoint of view。
(1)津島美知子「風景にも、すれ違う人にも、目を奪われず、自分の姿を絶えず意識しながら歩いてゆく人だった」と述べています。
 だから、point of view=その太宰像が、「自分の姿を絶えず意識しながら歩いてゆく」あるいは「存在する」像になっているか?(*^_^*)

(2)わたしがいちばん好きな太宰の歩く姿は、この場面です。
 
〈鬼火。
 狐火。
 ほたる。
 すすき。
 葛の葉。
 私は、足のないやうな気持で、夜道を、まつすぐに歩いた。
 下駄の音だけが、自分のものでないやうに、他の生きもののやうに、からんころんからんころん、とても澄んで響く。
 そつと、振りむくと、富士がある。
 青く燃えて空に浮んでゐる。
 私は溜息をつく。
 維新の志士。
 鞍馬天狗。
 私は、自分を、それだと思つた。
 ちよつと気取つて、ふところ手して歩いた。
 ずゐぶん自分が、いい男のやうに思はれた。
 ずゐぶん歩いた。
 財布を落した。〉

 出典はわかりますよね。
 point of view=その太宰像が、「維新の志士・鞍馬天狗、私は、自分を、それだと思つた。ちよつと気取つて、ふところ手して歩いた」像になっているか?(*^_^*)

 TVで観た感じでは、わたしのpoint of viewからは外れてしまうかな……ちょっと世間的過ぎるかな……という印象。
 水仙さんは、どうでしたか?


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