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通貨発行権を奪還してくれる救世主は現れるのか

2016-06-23 11:20:42 | 通貨発行特権

銀行家と戦ったアメリカの大統領たち

 日本では明治時代にあっさりと設立された中央銀行。しかし、アメリカには歴代の大統領が国を守るため、命をかけて中央銀行と戦ってきた歴史がある。創成期のアメリカは、まさに政府と銀行の闘いの連続だった。
一八世紀の半ば、イギリスの植民地時代のアメリカでは、独自の「植民地代用紙幣」が発行され、流通していた。しかし、アメリカ経済が発展し、無類の繁栄を謳歌し始めるようになると、イギリスは支配を強化する動きに出た。ロスチャイルド一族をはじめとするイングランド銀行の株主たちが、時の国王ジョージ三世のところへ赴いた。彼らはジョージ三世にアメリカでの利子付き紙幣の独占体制が危ういことを告げると、国王はイギリス議会を通じて「通貨法」という法律を作り、植民地で独自に代用紙幣を発行することを禁止したのである。宗主国イギリスの支配者側にとって、植民地から最も効率よく搾取する方法は、通貨発行権を独占し、利子付き紙幣を貸し出すことである。当時は、砂糖や紅茶などにも高額な税金がかけられたが、お茶に対するささいな課税は各家庭で年間一ドルほどの額で耐えられないものではなかった。しかし、独自の通貨を禁止されることはアメリカ側にとって大きな痛手だった。イギリスの中央銀行の支配者たちは、アメリカにも中央銀行を設立し、通貨の力で国をまるごと所有してしまおうと画策した。それに対し、アメリカ合衆国建国の父たちが激しく抵抗して起きたのが独立戦争である。

 つまり、一七七五年から一七八三年まで争われた独立戦争とは、国家の「独立」のためではなく、通貨発行権をめぐる戦いだったのだ。その結果、アメリカは見事、独立を果たし国家として認められることになった。しかし、肝心の通貨発行権の戦いには負けた。通史ではこの戦争に勝利したのはアメリカということになっているが、実利の面から見たら完全な敗北である。初代ワシントン大統領は、紙のお金が生み出す危険性をよく知りながらも、中央銀行の設立を二〇年の期限付きで認めてしまったのだ。当時の財務大臣ハミルトンに説得されたのである。ハミルトンは、ロスチャイルド一族から支援されていた人物でアメリカ合衆国独立後、初の中央銀行(第一アメリカ合衆国銀行)を設立した。その銀行の設立にはアメリカ連邦政府も関わったが、大部分はイングランド銀行やロスチャイルド一族からの資金でなされたものだった。アメリカ合衆国の独立は、当初から形だけのものであり、イギリスと同じように銀行家に財布の紐を握られた国家になってしまったのだ。しかしながら、アメリカ創世期の大統領たちは通貨に対してまっとうな哲学をもっており、独立の達成後も彼らは中央銀行に戦いを挑んだ。

 第二代ジョン・アダムス大統領は、
「金庫の中の金銀の量を超えて発行されるような銀行券は、その一枚一枚には何の裏づけもないので、誰かを騙していることと同じである」
 と中央銀行が発行する紙幣に批判的だった。

 第三代ジェファーソン大統領は、
「紙は貧しさの象徴だ。それはお金ではない。お金の亡霊なのだ」と言い、また、「銀行は軍隊よりも危険である。資金調達のために、子孫が支払うことになる金を借りて使うことは、未来に対して大きな詐欺行為だ。もしアメリカ国民が、民間の銀行に通貨発行権を与えてしまえば、我々の子供たちがホームレスになってしまうまで、銀行は国民の財産を吸い上げるだろう」として、中央銀行に一貫して反対し続けた。

 第四代大統領ジェームス・マディソンは言った。
「歴史は記録している。通貨を発行し金融を支配することで政府をコントロールし続ける両替商たちは、あらゆる悪事や策略、騙しや暴力を使ってきたことを」

第七代ジャクソン大統領は、ロスチャイルド一族の支援を受けた銀行家のビルドと政治生命をかけて激しく対立した。彼の有名な言葉に、
銀行が私を殺そうとしているが、私の方が銀行を潰す」というものがある。ジャクソン大統領は、二度の暗殺未遂事件を切り抜け、「銀行は不要!大統領にはジャクソン!」のスローガンで大統領に再選すると、「貴様らのような悪党や泥棒の一味は、永遠なる神の力をもって一掃してやる!」との言葉どおりに、ビルドの銀行(第二アメリカ合衆国銀行)を潰すことに成功した。その後七七年間、アメリカに再び中央銀行が設立されることはなかった。彼の墓石には「私は銀行を潰した」と刻まれている。

 第一六代リンカーン大統領は、南北戦争の背後にアメリカを分断し弱体化させ、再び中央銀行の設立を企むロスチャイルド一族の存在を知り、彼ら銀行家に頼らないグリーンバックという「政府紙幣」を発行した。
「私には二つの強敵がいる。南軍とその背後にいる銀行かだ。私にとって最大の敵は銀行家である。そして、戦争の結果で最悪なことは、企業が王座を占めることだ。そうなれば、ひどい腐敗の時代が訪れるだろう。お金の力は、人々の目を騙し、富が一握りの人々に集中し、共和国が崩壊するまでその力を失うことはないだろう」
「金の権力者たちは平時には国民を食い物にし、有事には罠を仕掛ける。その様は、絶対君主より横暴で、独裁者よりも横柄で、官僚制度より利己的である。そして、彼らは自分たちのやり方や犯罪行為を指摘する者を公衆の敵と呼び、攻撃を加えるのだ」
「政府には信用と通貨を創造する権利があり、その信用と通貨を税金やその他の形で回収する権利を持っている。政府の運営や公共事業のために利子を払って資金を借りる必要もなければ、そうするべきでもない」
  議会の反対を受けながらも、リンカーンが推し進めて発行した政府紙幣は、絶大な経済効果を発揮した。中央銀行に支払う利子の発生しない政府紙幣が有効であることを証明したのだ。しかし、この紙幣もリンカーンの暗殺とともに消えてしまった。リンカーンは在任中に暗殺された初めての大統領だった。その黒幕には、政府紙幣の発行を快く思わなかった国際銀行家の存在があったことを指摘する声は多い。

 第二〇代ガーフィールド大統領は、就任してまもなくFRB(中央銀行)への不快感を表明する。
誰であろうと貨幣の量をコントロールする者が全ての産業と商業の絶対の主である。最上層のごとく一部の権力者が全てのシステムをいとも簡単に操っていることに気づいたら、インフレと不況がどのように起きるかなど、人に聞かなくてもわかるはずだ
 彼は、この二週間後に暗殺され、リンカーンに続いて在任中に暗殺された二人目の大統領となった。

 第三五代ケネディ大統領は、一九六三年に通貨発行権をFRB(中央銀国)から政府の手に取り戻すことに成功した。しかし、そのわずか半年後には暗殺されてしまった。
その後、彼の刷った政府紙幣は即座に回収され、それ以来、通貨発行権を取り戻そうとする大統領は出てきていない。

 また、第四〇代レーガン大統領は、アメリカ国民の所得税が全てFRB(中央銀行)への利子の支払いに充てられていることを調査した後、暗殺未遂に遭っている。
 以上が、銀行家に対する歴代のアメリカ大統領の命がけの戦いである。しかしながら、大統領たちの努力もむなしく、アメリカの中央銀行・FRBは今も世界に君臨し続けている。

以上 「マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている」 THINKER著 より
                       5次元文庫徳間書店

(自分のコメント)
最近ロシアや中国に押され気味ではありますが、いまだその圧倒的な軍事力で世界を恫喝し続ける軍事大国アメリカ、しかし、その実態は国民の側から完全に通貨発行権を奪われた最もステルス奴隷化の進んだ最先端の奴隷国家と言えないだろうか。
国民が納めた所得税がすべて民間の中央銀行に吸い上げられる一方で軍事費が湯水のように注ぎ込まれる。
現在のアメリカは残念ながら偉大な先人たちが危惧した通り、通貨発行権を持つ銀行家によって政治は腐敗し、国民は財産を没収され貧困にあえぐ国となってしまった。
銀行家が操るマスゴミ統治の見せかけで騙しの民主主義であり、本当の主権は国民にありません。
諸悪の根源は、銀行家に通貨発行権を握られたことにあります。

    

 アメリカ創世期では、アメリカの統治者たちが通貨発行詐欺を企てる両替商たちから必至にアメリカを守ろうとして、一時彼らを駆逐することにも成功しました。
 しかし、ケネディ大統領を最後に通貨発行権を行使する勇気ある統治者は現れていません。

奴隷解放=通貨発行権の奪還

 最も重要な国家的主権である通貨発行権、命を恐れずこれを行使できる者こそ、現代の救世主(メシア)なのかも知れません。

過去、大統領選挙のスローガンで「銀行は不要!大統領にはジャクソン!」などと正々堂々と巨悪に立ち向かって中央銀行を潰すことに成功した統治者もいました。彼は白人優位の人種差別主義者だったようですが、本当の悪とガチで戦ってくれるなら、こういう人もありかと思います。
もしトランプ氏が本気で巨悪と戦う意思があるなら、ジャクソン大統領のようにストレートにやって欲しいものです。
今のままでは、ただの噛ませ犬で終わってしまいそうで残念です。

 

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