松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆協働と総合計画6 滝沢市の体系(三浦半島)

2018-12-14 | 総合計画

 総合計画を公共計画と位置付ける滝沢市の体系である。

1.自治基本条例のもと、行政、議会、地域に関する条例が制定されている。

2.総合計画は、公共計画にふさわしく、基本構想は地域社会計画、基本計画は地域社会行動計画という名前になっている。

3.基本コンセプトが幸福感である。 
 「滝沢市がめざす将来像は、滝沢市自治基本条例第1条に規定する「誰もが幸福を実感できる活力に満ちた地域」であり、本総合計画は、その実現に向けた恒久的な取組の始まり です。この将来像の実現に向け、市民が主体的に地域づくりを推進するとともに、市行政は、 安全・安心に市民が地域づくりを行える環境の整備を担い、次代に向けて幸福感を追及する地域環境の創造に取り組むものであります」としている。

4.地域社会行動計画(基本計画)は、行政計画と市民活動計画に分かれている。行政計画は、従来型の基本計画で、基本政策-実施施策というようにブレークダウンされてくる。

5.市民活動計画は、地区別計画で、自治会町内会等の活動と個人・家庭に活動に分かれてくる。相模原市でいえば、22の地区の活動目標・方針や活動政策が当てはまるのだろう。

6.どのように運用されているかは、よくわからない。一般的には、地区別計画は、濃淡が出て難しいことが想定される。大まかでいえば、非常に熱心な地域、普通の地域、お役所お任せで盛り上がらない地域に3分割される。盛り上がらない地域をどうするかというのが、どこでも課題になっている。滝沢市でも、程度の差はあれ、同じ問題を抱えているのではないか。

7.体系的には、きれいであるが、6のように、そこまでついていけないという現状があると、従前型と滝沢市型の中間的な公共計画が多くなる。これにはいくつかのバリエーションがあると思う。

滝沢市

 

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