松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆総合計画と出会いの場づくり(相模原市)

2019-09-14 | 総合計画

 総合計画も最後になってきた。

 いろいろ意見はあるが、いまさら感があるので、この日は、静かにしてようと思ったが、誰も発言しないので、静寂に耐え切れず、発言してしまった。

 いくつかあったが、まずは、結婚できる環境づくりの話がでたので、「出会いの場づくり」は役所の政策なのかについて話した。実際、地方の自治体では、結婚問題が深刻であるから、婚活施策を進めてるところもある。

 結婚しない最大の理由は、出会いの場がないことである。たしかに学生たちをみていても、バイトで知り合ったというのが多い。こんなに自由なのに、実際は機会がないのである。

 最近知ったのが、ネットのマッチングで、ゼクシーなどの大手企業も参入しているようだ。たくさんの人がこれで結婚しているそうだ。たまたま、定住外国人の研究会で、この話で盛り上がり、初めて知った。

 どんなシステムなのか、興味があり、ネットで検索して申し込もうと思った。あくまでも見学、システムを知りたかったからである。

 サイトを開くと、年齢制限は、70歳までなのでこれはクリアしたが、既婚者はダメということで、嘘を書くわけにもいかず、結局断念した。

 ちなみに、準ゼミ生のモモちゃんに、この話をしたら、「先生なら、きっと申し込んでくる女性がいますよ」という話で、少しうれしかったが、考えてみると、私なら、ネットのマッチングをやっても、不思議ではないと思っているのかと思うと、少し複雑だった。私の場合は、あくまでも、「研究調査の一環」であることを強調すべきだった。

 役所が、こうしたネット・マッチングをする必要はないが、役所ならではの出会いの場づくりはできないのか。

 そのひとつのアイデアが、無作為抽出区民会議である。39歳までの未婚の男女を無作為で抽出して、ここで若者の結婚をテーマに話をする。このテーマに関する意見出しがメインであるが、ついでに、この場所を出会いの機会とするものである。一日中、まじめなテーマで話をするのである。おのずと、その人となりが分かる。そこから、この人ならばという出会いが始まるのではないか。どうだろうか。

 そのほか、この総合計画では、ボランティアが福祉の項目のみに出てくるが、ボランティアは環境、まちづくり、国際などさまざまな分野にまたがるもので、横断的、体系的な対応を今こそ始めるべきと思っていて、これもちょっと話をしたが、いまさらなので、力が入らなかった。

 帰りは、相模原駅ではなく、矢部駅まで、人が通らない暗い道を、ことさら自らを鼓舞しながら、元気よく歩いて帰った。十五夜で満月がきれいだった。

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