【トリポリ=佐藤昌宏、ベンガジ(リビア東部)=加藤賢治】リビアの首都トリポリで暫定政府作りに着手した反体制派組織「国民評議会」は26日、反体制派の寄せ集めの部隊を統一指揮下に置き、将来の「リビア国軍」の母体とする構想を示した。
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同評議会のベルハジ軍事評議会議長が外国人記者団に、「暫定統治の後、反体制派の諸部隊を解散し、国軍として再編する」と語った。
反体制派は、最高指導者だったカダフィ氏一族の拘束作戦とカダフィ派部隊の掃討作戦を継続しているが、出身部族・地域の違いから一枚岩ではなく、共通の敵である同氏を拘束すれば分裂し、国家再建の支障となる恐れが指摘されている。国軍再編はこうした懸念を払拭する狙いだ。
国民評議会直属の「安全保障室」のハッサン・ハラム室長補佐官も27日、ベンガジで本紙に対し、反体制派の兵員は「推計約5万人」とし、志願者は国軍に入隊させ、それ以外は武装解除する方針を示した。
(2011年8月27日23時04分
読売新聞)
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