【カイロ=平賀拓哉】シリア北西部のイドリブで13日、赤十字国際委員会(ICRC)のスタッフら7人が武装グループに拉致された。ICRCは14日、うち4人がイドリブで解放されたと発表した。
ロイター通信などによると、拉致されたのはスタッフ6人とシリアの赤新月社(赤十字に相当)のボランティア1人で、ICRCは国籍などは明らかにしていない。7人は10日からイドリブの医療状況の確認や医療物資の配布などの活動をした後、車で首都ダマスカスに戻る途中に襲われたという。
シリア国営通信は「テロリストが7人が乗った車を銃撃した後、拉致した」と伝えた。犯行声明は出ていないが、AFP通信は英国に本拠を置く「シリア人権監視機構」の話として、武装グループはアルカイダ系反体制勢力との見方を伝えている。
ICRCによると、解放されたのはスタッフ3人とボランティア1人で、健康状態は良いというが、解放時の詳しい状況は不明としている。ICRCは13日、「事件は我々の支援活動を弱体化させるものだ」として即時解放を求める声明を出した。今後もシリアで食料や医療物資を配る救援活動を続ける方針という。
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