おのけんの『楽観主義でいこう!』

演劇部隊Chatter Gang 隊長のきまぐれ日記だよ♪

若き日の 芝居を語ると 長いです

2024年06月07日 | 僕…

新宿を…ぶらりしてます。
花園神社に…人の列です。
ポスターを…発見します。

      

劇団「唐組」の…お芝居です。
先日亡くなった…唐十郎さん。
稽古中で…ビックリしました。

演劇を始めた当時…芝居を観た事がない僕です。
芝居に詳しい仲間に…沢山連れていって貰います。
その時代は…アンダーグラウンド芝居が台頭します。

佐藤信さんの…「黒テント」
寺山修司さんの…「天井桟敷」
鈴木忠司さんの…「早稲田小劇場」

そして唐十郎さんの…「状況劇場・赤テント」
              (現・唐組です)
初めて観る…アングラ芝居でした。
初体験の僕には…衝撃ばかりでした。
あの演劇熱は…恐怖にも感じたのです。

なかでも…状況劇場には金縛りでした。
テント内に響く…役者の声は驚きでした。
そして独特の台詞回しは…僕には無理です。

そして数回…状況劇場に通いました。
でも僕の演劇とは…程遠いものでした。
いつしかアングラ芝居は…ご無沙汰です。



そして今日…数十年ぶりに観劇します。
前日から…少し興奮状態でいる僕でした。
あの時の唐芝居が…どうなった考えてます。

興奮のあまり…整理券を早くゲットします。
そして入場すると…最前列に座れた僕でした。
やはり水が飛ぶのか…ビニールを渡されました。

テントは…超満員のお客さんでぎゅうぎゅうです。
上演開始…場内が暗くなると拍手が沸き上がります。
そして人気役者が登場すると…掛け声がかかるのです。

舞台は…昔と変わっていません。
聞き覚えのある音楽が…流れます。
その都度…照明が変化していきます。

役者は…いっさいカム事はないです。
声を張り上げて…テンション最上です。
汗はひくことなく…舞台を動き回ります。

それにしても…唐十郎の台詞は凄いです。
若い頃は…耳に入ってこなかった言葉です。
それが今日は…感銘を覚えるほどの情報です。

改めて…唐十郎氏の偉大さを覚えます。
その多くの作品は…僕には難しい物です。
彼を愛し演じる役者は…感無量でしょうね。

昔を慈しみ今を感激した…僕の唐十郎芝居でした。
                    
昔観た時、僕の座高で見えない後のお客さんが…
  「薫さんが見えないから小さくなってください!」
          と怒られた事をフト思い出しました。
                       


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