昼間から 酔いどれている 母がいる

今日の関東地方は…真夏日和です。
その暑い中…朝からドタバタしている僕です。
そしてキチンとした食事を取る…タイミングを逃す僕です。

午後の3時に…お腹がペコペコ過ぎて倒れそうです。
そこで安いチェーンのらーめん屋さんに…急いで入ります。
この手の店は…回転寿司屋・牛丼屋に次いで早く食べられます。

僕はタンメンを注文して…飢えた犬の如く待機します。
すると僕の目の前で…ジョッキをあおる女性居ます。
『この暑さでジョッキで水を飲んでる方かな』と…思う僕です。

やがてタンメンが来て…飢えた犬の如く食べ始めます。
すると僕の目の前の女性は…またジョッキをあおっています。
『そんなに喉が渇いているのかな』と思い…麺を食べる僕です。

しかし飢えてる犬の様な僕に…意外な言葉が聞こえます。
「すません！サワーおかわりちょうだい！」…目の前の女性です。
その女性は野菜炒めを摘みに…ずっとサワーを飲んでるようです。

その女性の前には…小さな子供が座っています。
「私はサワーで…この子はコーラね」と注文しています。
そして「これで10杯目ね…少し飲みすぎかな」と笑っています。

僕はタンメンを飲み込むように…ツルツル食べています。
その目の前の女性は…サワーをカポカポ飲み捲ります。
そして子供はコーラの飲み過ぎで…トイレに度々通っています。

やがて食べ終わり…犬の如き飢えていた僕は満足します。
でも女性はまだまだ…サワーを注文して飲み続けています。
僕が席に座り食べ終わるまで…彼女は7杯のサワーを飲みます。

『昼間からなにやっての』と謎を抱え…席を立ちます。
『飲み過ぎじゃない』と捨て言葉を残し…店を出ます。
『羨ましい』と後ろ髪を引かれ…稽古に向かう僕です。