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唐突に何を?とお思いでしょうが実はオリンピックはかなり好きなんです。
スポーツ全般嫌い(※)で特に「努力」とか「根性」とかって言葉も嫌いです。
言われなくっても判ってるよ!って事ですよね。
それをいちいち口にされるのはとても嫌でした。
テレビで何が映ってても平気ですが野球と演歌番組だけはチャンネルを変えます。
他のスポーツ番組もまず見ないです。
でもやっぱりオリンピックやワールドカップは別。
「次はないかもしれない」と言う背水の陣的なところにシンパを感じてしまいます。
長野の時の「舟木~」には泣きましたし(今回原田さんは残念でしたが)。
それにしても荒川選手の演技は素晴らしかったですよね。
見てても安心感がダンチです。
スタンディングオベーションも頷けます。
対して安藤美姫選手。
やっぱり緊張してたんでしょうね。
ガチガチな感じが伝わってきました。
もう最初から「こりゃダメかも」なんて思いましたから。
何が違ったんでしょうか。
素人考えですが荒川選手はスペシャルな技に挑戦するでなくどうかしたら得点に結びつかない技に時間を掛けたと聞きます。
安藤選手は御存知の通り女子でただ一人「4回転ジャンプ」ですよね。
技術に走るのはとても良い事だと思います。
特に若いうちは。
でも荒川選手の「記憶に残る様な~」のお話を聞いて「あー・・なんか美容師と似てるかもな」と思った美容師さんは僕だけじゃないはず。
もう今や何処の美容院に行ってもある一定以上の技術は持ってる方達ばかりですよね。
昨日もお客様からお伺いしたのですがどこかの美容院で不快な思いをして「もうあそこには絶対に行かない!」と思ったそうです。
詳しい内容は書きませんがいくら技術が確かでも内面が伴わないとやはりダメかなと。
昔、昔、その昔。
かれこれ20年近く前の話です。
当時まだ美容院で勤め始めて1年に満たない頃。
技術コンクールに出たんです。
ビギナー、インターン、技術者の3つのクラス分けがされてました。
当然僕はまだビギナーのクラスで出るもんだと思ってました。
インターンまでもまだ2年近くかかるからです。
それが当時勤めてたお店のオーナーが「技術者のクラスで出ろ」と。
内心「そんな無茶」とは思いましたが逆らうわけにも行かずとにかく寸暇を惜しんでトレーニングをしました。
当日、大阪の会場でやったのですがその参加人数たるやハンパじゃないんです。
三重県大会とかなら数十人(もいるのか?)なのですが大阪大会ともなると大阪、奈良、京都、兵庫、そして三重からもの凄い人数の美容師さんが集まってくるんです。
技術者のクラスは・・・と見回すとどの人も30歳前後の方ばかりです。
「こりゃ無理だ」と雰囲気に気負されながらもどうにかコンクールを終える事が出来ました。
結果はブロンズメダルだったんです。
もう有頂天です。
1000人近い人の前で表彰されるのですから。
先生やオーナーも大喜びです。
ステージから見下ろすと大勢の美容師さん。
もう天狗の鼻はどんどん伸びます。
この後が悪かった。
仕事の中でも「俺は出来るんだ」ってのが出てたんでしょう。
慢心です。
そして仕事を外されました。
それでもまだ解らない。
次の年のコンクール。
前年の快挙があったので気持ちの中でなめてたのがあります。
殆ど練習もせずに臨んだコンクール。
会場に入ると体が震えます。
隣の人から「去年、メダルとった方ですよね?」の声に緊張はピーク。
手は震えて言う事を聞かず結果は無残なモノでした。
予選を通過する事もなく(発表を待たずに帰ってきたぐらいでした)すごすごと帰りました。
驕れる者久しからずや。
今でも何かある度にあの時の気持ちを思い出す様にします。
勿論表彰された時やメダルを獲得した時の高揚感も後進の方達に伝えるのも大切な事だと考えています。
今日、安藤美姫さんの演技を見てまたその頃の事を強く思い出してました。
彼女はまだあと2回ぐらいは出れるのでしょうか。
荒川選手も過去チャンピオンになったにも関わらず後に繋げる事が出来ずに一時は「もう辞めてしまおう」とまで考えたそうです。
でも続けたから今日の栄光があるんですよね。
先に書いた事と矛盾する様ですが
NO GUTS,NO GLORY
ノーガッツ、ノーグローリー。
「闘志無き者に栄光は無し。」
僕ら自身にも。
※ 空手、剣道を10年やってましたがあれはスポーツとは思ってません。
「武道」だと思っています。
初恋の相手、「雪の結晶の彼女」の話です。
雪の結晶を二人で見てそれから数日経ったある日。
僕が幼稚園に行くとちょっとした騒動が起こってました。
幼稚園の卒園を控えて女の子達は髪を切りに行ったりしてたんだと思う。
その彼女も髪を切ったんです。
クルクルのクセ毛がチャームポイントだったと幼い僕は記憶しているのですが
その子のお母さんはどうもそのクセ毛が鬱陶しかったみたいでばっさり短くなってたんです。
ベリーショートってやつです。
で、その子がわんわん泣きながらオルガンの下(って言うか隙間)に隠れてるんです。
余程その短い髪が嫌だったんでしょうね。
短くなって雰囲気が随分変わったところへまた泣くもんだからちょっとした人垣ができてました。
男の子達は囃し立ててたな。
僕は一番後ろから様子を伺ってたっけ。
そしたらね、その子と一番仲が良かった女の子がばっと出てきてその子を庇うんです。
「見ちゃダメ!」って両手を広げてその子をみんなの視界から隠そうとするんです。
僕は子供の時からかなりませてたんだと思う。(冷めてた??七五三の時も『千歳あめをあげる』って係の人が言ったらみんな
『わぁ~~』とか言って群がってたんだけど僕はそれを見て『賤しいな』とか思って見てた・・・やなガキだ!)
生意気って言い方の方が適当かもしれないけどその時「女の子って可愛いよな」って思いました。
「こんな事ぐらいで泣くのか」と。
それと同時にその庇った方の女の子がとても気になってきたんです。
かたや「内気なお嬢様」、かたや「勝気な町娘(?)」。(因みに年月を経るに従って違ってたって事に気付く)
もう二人同時に好きになっちゃった訳です。
今から考えると「そんな単純な・・」と思いますが
小学校に入学したある日の事。
思い切って雪の結晶の彼女(以降便宜上Nちゃん)を誘いました。
「家に遊びにきやへん?」と。
Nちゃんは恥ずかしそうに「うん」って言ってくれました。
小躍りせんばかりに喜んでたのですが給食が終わった休み時間。
今度は町娘の方(以降便宜上Sちゃん)が「今日、田中(呼び捨てだった!)のとこに行っていい?」と聞いてきました。
僕は普通に「かまへんよ」(※)と言いました。
やっぱり小躍りしそうでした・・・が・・・何か大切な事を忘れてるような・・・・・・・・・・!
そうです、先にNちゃんと遊ぶ約束をしてたんですよね。
悩みました。
どちらを取るべきか・・・
って言うか断る方になんて言えば良いのか。
何でこんなにモテる(勘違いだったんです・・・)のか、オレ?ぐらいの感じです。
放課後まで悩んでも結論が出ないまま。
あ~~!!!もうどうしてええのか判らへん~~~~!!!!
と軽いパニック状態の中Nちゃんが「Sちゃんも誘ったけどよかった?」みたいな事を聞いてきて激しく脱力。
実家の庭で△取りや川原を3人で散歩しました。
至福の時です。
好きな子が二人とも遊びに来てんだもん。
そりゃぁ嬉しかったですよ。
1時間ぐらいで帰って行った二人を見送るのはとても寂しかったです。
これからよく3人で遊ぶ事になる訳ですが・・・
途中に書いた「(因みに年月を経るに従って違ってたって事に気付く)」
女性って本当に判らないなと思う出来事がこの二人を通して教わります。
特にSちゃんは小学校を卒業し中学は抜けて高校、そして就職先にまで影を落とす(僕に影響を与える)事になろうとは。
この幼い頃には夢にも思いませんでした。
この話はまた後日。
※ 何で僕だけ大阪弁なのか。
両親はずっと大阪で住んでまして僕が産まれるんで実家に帰ってきたらしい。
で、家の中では普通に大阪弁でした。
この辺りの子は謝る時に「ごめん」とか言うのですが僕だけは「堪忍な」と。
今でも興奮すると大阪弁・・・出ます。