『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

心を整える日々のフォルメン

2021年07月28日 | フォルメン
ただの横線。
 
ではありません。
じゃあ何だコレ?
頭の中でイメージを描きながら動いた時の
「軌跡」です。フォルメン。
 
 
フォルメンって何?って方は
下記をどうぞ。
 
果てしない遠く(たとえば左側)から、
自分に向かって近づいてきて、目の前を通り過ぎ、
果てしなく遠くに過ぎていく。
 
また果てしなく遠く(たとえば右側)から
自分に向かって近づいてきて、
左側に通り過ぎていく。水平の動き。
 
救急車? 私を追い抜いていく車? 
はたまた、
川の流れ? 吹きすぎる風?
行き交う人? 時間? 人生?
 
いろんな「通り過ぎるもの」を
リアルにイメージしながら、
日舞のようにゆったりとした手の動きで、
その場で、でも全身全霊で動いてみる。
 
何度かその動きをした後、
手にクレヨンを挟んで同じ動きをしてみる。
紙に触れたところだけ、線になる。
 
それが、コレ。
 
目の前を横切っていくいろんな線。
止まらないで行ってしまう。
受けて立つ自分がいない。
見ているだけの世界。
 
自分で動いて描いているのに、
傍観者的な位置にいる私…。
 
思い出した。
私がフォルメンに魅かれるわけ。
 
いつも言葉で考える癖のある私ですが、
フォルメンは言葉で規定する前に
形を動いてみて、感じる。
 
頭じゃなくて身体を通して心に聞く分、
自分の考えの癖みたいなものから自由になれる。
その時々に必要なことが、
メッセージとして届く可能性がある。
 
同じ直線でも、
描きながら(動きながら)感じることに
耳を澄ませてみると、
毎回違うことを感じている。
 
今日、この横線は、
「世界は目の前を通り過ぎていく、
そして見ているだけの自分」を見せつける。
 
フォルメンは、
精神界とつながる媒体、
にもなり得るんだな。
 


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