『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

絵本「あおくんときいろちゃん」

2019年12月03日 | 手足を使う日々

「あおくんときいろちゃん」という絵本が、
どえりゃー大好きです
(好きさを強調したくて、名古屋弁で言ってみました)。

毎週小学校で絵本を読む時間があって、
そこに読みに行っているのですが、
最近は、この絵本を読んでいます。

読めば読むほど謎があって、おもしろい。

主人公は「あおくん」。
3年生と読んだ時に、
「青いものって何があるかな?」って子どもたちに聞いたら、
空とか宇宙とか海とか…、果てしないものがいっぱい出てきました。

おともだちは「きいろちゃん」。
じゃあ、黄色いものは?
ひまわりとか、おひさまとか、花火とか(夏でした)、
輝いている光のようなものがいっぱい出てきました。

あおくんときいろちゃんが仲良しすぎて、
遊んでいるうちにみどりになっちゃうシーン。



これ、みんな注目したり笑ったりするんだけどね。
仲良しの友達とか、憧れの選手とかアイドルとかのマネしたくなるのは、
きっと、みどりになるってことなんです。
相手を取り入れて自分が変わるっていうことです。

変わっていく子どものことを親がわからなくて、
家に帰ったら「このみどりの子はウチの子じゃない」と、
親がきっぱり拒否します。



そこを読むといつも、
「親子ってこういうものかもなぁ~」と反省します。

せっかく子どもが外で成長して家に帰ってきたのに、
「こんな子はウチの子じゃない」って拒絶する。
変わらぬ子どもらしさはかわいいものです。
手の届かない所で成長するのは不安もあります。

でも、子どもは青のまま成長することもありますが、
いろんな色を身に着けて成長していく方が、
まっとうな気がするのです。

勉強を頑張って、成績が上がるのは、
青のままの成長で、わかりやすいのですが、
外に出て、たとえば格差社会とか差別とか、
いろんな世界に出会って、その影響を受け、
どんどん違う色になって変わって行くのは、
緑になるってことですよね。

それ、親がわかってあげたいなぁ、と思うのです。
「青の子だけがウチの子だ」って言いたくないのです。

私、競争させられるのとかルールを決められるのが苦手で
「みんなの個性が輝けばいい派」なんですが、
自分の子どもが部活ばっかりしてて、体育会系なんです。
素質としては、競争派じゃないのに、見事に競争社会で生きてるんです。

それ、私にはあんまり理解できないんですけど、
充実してるみたいだから、何かあるのかな、と思ったりします。
まだ自分でも言葉にできないけど、
何かわからないことをいっぱい学んでるんだろうな、と思ったりします。

でも、ホントは完全に色が変わっちゃうんじゃなくて、
自分の要素もちゃんと生かして、新しい要素も身に着けて、
どんどん虹色になって欲しいんだけどね。

さて。
これからどんな色になっていくのでしょうか。


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