実は先週、久しぶりに阿佐ヶ谷に行ったのです。ちょっとした用があったんですがね。
で、そんなものはあっという間に片付いて、ぼくの行動パターンとして次は当然ながら中古CD(レコード)店めぐりへ。まずはということで、「レア阿佐ヶ谷店」へ。ここは中央線沿線にいくつか展開しているチェーン店で、中央線の高架下にある商店街の中にある阿佐ヶ谷では一番目に付く店だったのだが、いくら探しても見つからない。
今「いくら探しても」と書いたけど、ホントはもうすぐに心の中では半分以上分かってはいたんですけどね。でも、中央線沿線は最近足が遠のいてしまって阿佐ヶ谷はもう1,2年もご無沙汰だったから、もしかしたら記憶違いであってくれたらという願いをこめて、ちょっと遠くのほうまで探索してみたのです。
でも、やっぱりない。ということで、ダメ押しで近くの店の店員さんに確認すると、やっぱり閉店したとのこと。そうか、ついに「レア」もか、と意気消沈。これまで生き残ってきた中では「レア」はぼくの意識の中では中堅というところで、まさかここはなくなってはいないだろうと思っていたのだが。やはりここまで来てしまったか。
で、なんとか気を取り直してすぐ南側の商店街にあるはずの「サンサン・レコード」へ。でも、もうイヤな気がしてならなかった。で、その結果はやっぱりそこも閉まっていて、中は真っ暗。ドア越しに中を覗くと、もう商品はなく、営業していない様子。そういえば、北口の「ゴーゴー・レコード」ももうなくなっていたんだっけ。ってことは、ぼくが知らない店がまだある可能性もあるが、もしかして阿佐ヶ谷は全滅ってことだろうか。
と、ますます気落ちして、せめて古本でも買うかと駅前に戻る。しかし、ここでも以前知っていた駅前の古本屋が消えている。しょうがないから、近くの店で古本屋近くにありませんか、と聞いてみる。すると、北口にいくつか残っていると教えてもらう。
行って見ると、たしかにいくつか見つかったが、あまりめぼしいものが見つからない。・・・と、最後の最後に、ちょっと驚くようなことが起こった。
旧中杉通りもかなり奥に入り、商店街も終わりかけているようなところに、これまで知らなかった新しい古本屋ができている。しかも、店内もおしゃれで、センスもいい感じ。入ってみると、若い女性の店員の人がいて、芸術系中心で品揃えも良く、素晴らしい。店名は、「コンコ堂」というらしいです。
古本屋なんて、今や衰退するばかりと思っていたが、ここはその例外なのかと、うれしくなった。で、読みたい本も何冊も見つかり、思いも寄らぬかなりのお買い上げに。
いやあ、財布はちょっと痛かったけど、最後にここが見つからなかったら、その日は鬱々たる気持ちで終わらなければならないところだった。阿佐ヶ谷の希望の光と言っていいだろうか。
また、阿佐ヶ谷に行ったときには覗いてみようと思う。下は、お店のHPです。
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