きょうはアメリカ、アイオワ州のバンド、ザ・ハートランド・コンソートのCDを聴く。
例によってDUで見つけた盤で、どのコーナーだったかは忘れたけど、もうジャケだけで完全にノックアウト。安くもあったので、内容は二の次で迷わず買ってしまいました(笑)。
で、enjaレーベルなのでどちらかというと濃い雰囲気なのかなあとも思っていたんだけど、聴いてみるとこれがある意味かなり素朴な感じの、エフェクト入りのギター・トリオ。しかも再発もので、録音は1983年。
でもそれが、最初のうちはどうということもなかったんだけど、不思議と耳に残る感じで、聴いていくうちに徐々に魅力に気づいてきた。
まあ、聴いていて自分なりにいろいろ思ったのは、例えばこれはやっぱり80年代の音だよなあだとか、まずは土台として、本当にアメリカの田舎を思わせるシンプルなおおらかさみたいなものがこの音楽の一番の魅力のもとになっているんじゃないか、とか。
そういった上にリーダーのギターのジム・ケネディ(Jim Kennedy)の、当時のフュージョンっぽいジャズ・ギターの現代性や、曲のセンス(というか個性)がバッチリと合わさって(けっこう硬派な曲も明るくてのんびりした曲もあるのだが)、バランス的にそういった要素がすごく絶妙に合わさってできた音楽なのかなあ、とも。
・・・でもその一方で、当時も当時でなくても似たようなバンドはアメリカ中に星の数ほどあっただろうし、理由はあとから色々つけれるわけで、やっぱりそんな中でこうして頭一つ飛びぬけるというのは、結局やっている人の才能ということになるのかなあ、などとも思ってみたり。
とまあ、今は多少マトモっぽいことを書いたけど、ほかにも脈絡のないことがいろいろとこれは浮かんでは消えたりして聴いているわけですが、ともかくこれ、不思議に耳に残って、気づくと繰り返し聴いてしまう、かなり魅力をもったサウンドです。