地球防衛ミッション DART

今から6600万年前、隕石がメキシコ、ユカタン半島北部に落ち、恐竜を絶滅させたという話は定説となっています。


⇒BUSINESS INSIDER

また2013年にはロシア中部ウラル地方チェリャビンスク州周辺に隕石が落ち、負傷者が1200人に上りました。
隕石が通り過ぎた後の白煙


⇒REUTERS

NASAは、惑星が地球に衝突した場合に、地球を守る惑星防衛のテストを行うため、宇宙船を打ち上げました。


⇒Stamford Adovocate

このテストは、DART（Double Asteroid Redirection Test ) Missionと呼ばれるプロジェクトです。
1.2×1.3×1.3mの宇宙船を直径160メートルの小惑星に衝突させ軌道を変えようというテストです。
惑星に衝突させる宇宙船のイメージ


⇒NASA

長さ8.5ｍの太陽子パネルを連ねたソーラーアレイが両翼となって広がります


⇒DART

ディディモスという惑星を周回する小惑星ディモーフォスにDART宇宙船を衝突させてその軌道の変化を観察しデータを獲ることが目的です。


⇒NASA

プロジェクトリーダーのシャボット氏は、DART宇宙船を小惑星に衝突させるイメージを「小さなゴルフカートが大きなピラミッドにぶつかるようなもの"So it's like a small golf cart running into a Great Pyramid,"」と言っています。
順調にいけば来年の10月ごろにこの計画が実行されるようです。

今まで、映画などで見ていた未来が猛スピードで現実に近づいている。
日々変わりなく過ごしている分には特に感じませんが、様々なことが大きなうねりで動いているような気になります。