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読書週間 ポスターの変遷

2021-10-27 14:06:09 | ◇ トピックス          

今日から読書週間
11月3日の文化の日をはさんで前後1週間です。

今年の標語は「最後の頁を閉じた 違う私がいた」
詩的な言葉です。
本を持ち、様々な場所へ旅してきた感じです。


⇒公益社団法人読書推進運動協議会


第1回目の読書週間は昭和22年戦後2年目です。
復興の意味も大きくありました。
「楽しく読んで 明るく生きよう」
戦後のまだ傷跡が残る時代に、皆でがんばってやっていこうという、気持ちが感じられます。




標語は、その時の社会の背景を映しますね。
当初の標語は、読書そのものに対してストレートな表現が多かったようです。

1959年(第13回)
「みんなで本をよみましょう」
確かにその通り!もしかして、これが最高の標語かも?



16回から34回まで、デザインや標語は一定のパターンで推移します。
18回 「きょうの読書は あすへの希望」
堅い感じですが、こういう方針だったのでしょうね。



趣が変化するのは、1983年の第37回頃からです。
1983年(第37回)「読書は新しい発見の旅」
直接的な言葉だけではなく、比喩が入ってきていますね。
これ以降、個性的な標語が出てきます。

1996年(第50回)
「ホンのムシって どんなムシ!?」
人にも色々と虫がありますからね・・・・



2012年(第66回)
「ホントノキズナ」
本と本当をかけていますね。
東日本大震災の翌年ですから、人の絆の大切さを改めて認識した頃でした。



読書週間から遅れて1959年(昭和34年)から、「こどもの読書週間」も始まります。
今年は「いっしょに よもう、いっぱい よもう」
ストレートで分かりやすい表現です。


⇒読書推進運動協議会

1982年(第24回)
「本てね とってもおもしろいんだよ」



1999年第41回
「ドキドキ+ワクワク+オヤオヤ+フムフム…」
まあこういうのもありですか・・・




毎年ポスターと標語はそれぞれ別で公募されています。⇒読書週間 標語・イラスト募集
標語とポスターを合体させて完成するのですね。
言葉が先か、ポスターが先か
それとも完全に別々なのか・・・・気になるところですが、
完成したポスターを見ると、両方のことを考えながら選ばれているようですね。

読書の秋です。
何か1冊ぐらいは、完読したいと思っていますが・・・・


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