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未来へつなぐ 茅葺きの屋根

2019-05-23 17:03:25 | ◇ 景色

1995年に世界遺産として登録された岐阜県と富山県の「白川郷・五箇山の合掌造り集落」
江戸時代をはじめとする茅葺きの屋根を持つ合掌造りの家々が印象的です。


⇒世界遺産オンラインガイド

合掌造りは日本固有の建築様式ですが、茅葺きの屋根は日本だけではありません。
新築の建物ではむしろ海外の方が積極的です。

イギリスの茅葺きの家


⇒OurProperty

オランダの古くて新しいイメージの茅葺きの家


⇒Inhabitat

18日から世界からイギリス・オランダ・ドイツ・デンマーク・スウェーデン・南アフリカの6か国が集まり、岐阜県白川村を中心として「世界茅葺き会議」が開催されています。


⇒Roof-net

30年に一度は葺き替えが必要とされています。
時々ニュースなどで、村民が集まり皆で葺き替えを行っている場面を見ることができますが、この「結い」と呼ばれる相互扶助のシステムも、職人不足や人口減少など課題も多くあります。
新建材が普及し、さらにコストや職人不足で茅葺きの市場は狭く、新築を見ることは滅多にありません。
それでも茅葺きの伝統を守り継承し未来へつなげていくことは必要でしょう。

世界から関係者や職人が集まって真剣に考えれば、きっと茅葺きの屋根はこれからも続いていくことだと思います。


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