お正月が近づくと家庭ではしめ縄(注連縄)を飾ります。
邪気を払いお正月にやってくる年神様に清浄な場所を作るのです。
古くはしめ縄は自らの縄張り近づくと家庭ではしめ縄(注連縄)を飾ります。
邪気を払いお正月にやってくる年神様に清浄な場所を作るのです。
古くはしめ縄は自らの縄張り、境界を示すためですが、神道では神様の領域と俗世を隔てる境界を示します。
宗教的には結界という言葉が使われます。
伊勢志摩の二見浦の海上で夫婦岩の背景に夕日が沈む景色は神秘的です。
⇒観光三重
その夫婦岩の大しめ縄張り替えが行われました。
今年は台風の影響でしめ縄1本を残し4本が切れました。
⇒みんカラ
正月を控えて8日にその大しめ縄の張替えが行われました。
一安心ですね。
⇒CBC
これは二見興玉神社が執り行う神事です。
夫婦岩の約700メートル沖の海中に安政の大地震によって「興玉神石(おきたましんせき)」が沈んでおり、また夫婦岩から臨む太陽は太陽神とされ、この大しめ縄はその神聖な場所への鳥居の役目を果たしています。
毎年5月には海中に沈む「興玉神石」に付く藻を刈る「藻刈神事」が二見興玉神社により執り行われます。
⇒伊勢志摩経済新聞
江戸時代の地震によって沈んだとされる興玉神石
地震は、現在でも無関心ではいられないものですから、そうした歴史を引き継いだ神事は今でも価値のある事だと思います。
次にここへ来た時には、地震の災害がないようにと祈りたいものです。
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