自粛中のメリハリ

自粛中のGWが明けました。
例年に比べメリハリのない時間が過ぎていきますね。

メリハリは、「メリカリ」が転じた言葉である。（⇒語源由来辞典）
邦楽用語でメリは「減り」で低い音を表し、カリは「上り・甲（カリ）」で高い音を表すそうです。
カリは転じてハリ（張り）となり、メリ「減り」は緩める、ハリ「張り」は張る、強めるということから、特に演劇などで音声やセリフなどの強弱、抑揚に使われる言葉となっていきます。
現在では一般的に仕事や生活で強弱をつけるということでも使われていますね。
仕事するときはする、遊ぶときは遊ぶ、休むときは休むといった具合ですが、自粛中の下ではなかなかメリハリがつきませんね。
それでも、このGWは自粛の行動が見事に取られた結果が出ていました。
どんな苦境でも人間には対応力があるのだとつくづく感じます。
対応力があるからこそ、余計にストレスも溜まるのでしょうが・・・・

GW明け、少し外へ出て空を見ると夏のわた雲がそれこそ３密を避けているようです。
じたばたするな、とでも言っているようにふんわりと浮かんでいます。