13日に迎え火でこの世に戻ってきた先祖の霊が16日またあの世へと戻っていく。
京都五山に代表される送り火や精霊流しなど、行事化している趣も強いが、神秘的な面もある。
一方で日常を営む私たちが、そろそろ帰ってはどうですかと促しているような気もする。
いずれにしても今日がお盆の最終日です。
正岡子規
迎火や墓は故郷家は旅
故人にとって地上の故郷はお墓で、家に戻るのはもはや旅でしかない。
家は生きている人々の暮らしの場であって、あの世に住む故人にとっての居場所ではないのでしょうね。
小林一茶
送り火や今に我等もあの通り
「あの通り」ってなんの通りでしょうね。
今は地上から山に灯る送り火を見ているが、やがてその送り火を見ながらあの世へと旅立つ自分になるのだろう、という観念した思いでしょうか。
それにしても東北地方の長雨
お盆どころではなかったのはないでしょうか
雨雲レーダーを見るたび、なんだか胸が痛くなります。
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