くもり のち あめ

うしろ向き、うしろ向き、たまに、まえ向き。

萩原浩・著『メリーゴーランド』

2008-10-30 16:13:41 | 読書
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この本の中に出てくるまた別のお話、
「豆男」は誰しもが印象に残る話ではないだろうか。

「千年先までそうしてろ」

というセリフがすごく心に残る。

先日、車を運転していて、
100mほど先の信号のない見通しの悪い交差点で、
原付が結構な速さで右から左へと横切った。

他の車も来るかもしれないと思って、
交差点の前で減速して止まったら、
ちょうど2台の車が原付と同じ方向からやってきた。

自分は停止していたので、
その2台の車を先に行かせることにした。
車幅からしておそらく私の車線のほうが優先なのだが、
別に急いでもいなかったし。

そうしたら私の2台後ろの車がクラクションを鳴らした。
私にはそのクラクションが「早く行け、ボケが」
と聞こえてしまって、
一瞬頭に血が上りそうになってしまった。


頭に血が上りかけた私は、
「2台車を先に行かせるだけの、たった数秒のロスが
 くだらないお前の人生にどんだけの影響があるんだよ
 このオタンコナスが」
と、知りもしない相手に対して、
ひどい言葉を心の中で叫んでしまった。

普通に自動車に乗って、
道を譲っただけなのに、
なんでこんな不快な気持にならなければいけないのだ、
もう2度と車なんて運転しねえ、
ちくしょう、
とさえ思った。
車を運転しないのは嘘だけど。

クラクションを鳴らした相手も
たまたま手が当たっただけかもしれないし、
もしかしたら私に向けられたものではないのかもしれないのに、だ。

クラクションの音というのはどうしてこうも
人の気持ちをクシャクシャにさせるものなのか。

危険を知らせるためのものだから、
相当不快でドキッとさせるように作ったのだろう。

そういうシーンに出会ってしまった際の呪文が、
「親の死に目」「親の死に目」「親の死に目」と、
親の死に目にあえなくなりそうでめっちゃ急いでいると
想像するといいらしいが、
怒りが先行してしまってなかなかそういう風には思えないものだ。

「出産に立ち会えない」「出産に立ち会えない」「出産に立ち会えない」
妻夫木聡のような好青年が、
妻の出産に立ち会うためにめっちゃ急いでいて、
すごく申し訳ないと思いながらクラクションを鳴らしてしまった
と想像したらすこしなごみそうだ。

クラクションの音を電子制御にし、
周りの状況をカメラ等で取り込み、即座に画像解析して
そのシーンに適切な音色と音量に自動調整して
出力するようにしてもらいたい。

狭い路地で自転車や歩行者に鳴らしたとしても、
「テンテケテンテンテンテテテテテテ(エレクトリカルパレード)」
というメロディーしか流れないのだ。

しかし本当に危険な状況でクラクションを鳴らしたのに、
テンテケテンテンテンテテテテテテ♪
だったらどうだろう。

ちょっとおもしろいからいいか。

とにかく関係ないところでクラクションを鳴らしまくるような
自己中心的過ぎる輩には、

「千年先までそうしてろ」

と言い捨てて、そこでおしまいにしたい。
いつまでも嫌な気持ちを引きずらないために。



小さな王様

2008-10-28 15:32:53 | アコースティックギター
一昨日にアコギで弾き語った楽曲がすごく楽しくて
夢中になっていたのに、
昨日同じ楽曲を弾き語ってみたら、
全然おもしろくなかった。

これは一体どういうことなんだろう。

本人が一番当惑しているのだが、
当惑しながらも、
こんなにも気分に左右されるものなのかと、
相変わらず気分ってやつはどうにもこうにも
こちらの意識とは関係ないところで
自由気ままにふるまっているようで、
自分の中に自分で支配できない
小さな王様みたいなのが住み着いてるような気がしてならない。

そればかりか
昨日は自分の演奏のしょぼさがやけに耳について
自分自身に辟易してしまい、
アコギを弾くことが全く楽しくなかった。

脳科学者の茂木健一郎さんに聞いてみたい。

気分って何者?と。


----- 弾き語った楽曲リスト -----

■YUI
 ・Good-bye days
 ・Namidairo


■KOH+
 ・最愛


■175R
 ・手紙


市民祭り

2008-10-27 14:39:59 | カメラ・写真
日曜日は地元で市民祭りが開催されていたので、
さっそくデジタル一眼レフカメラの初陣を飾ることにした。

毎年おなじみだが、中央通りに出店がずら~~っと並んでいて、
到着したときはちょうど踊り子さんたちによるパレードが行われている最中だった。


太鼓



阿波踊り



パレードをみつめる


これだけたくさん出店が並んでいると、
何を食べようか、どのお店にしようか、
すごく迷ってしまって、
結局たこ焼きしか食べなかった。


あんず飴


曇り空で、家を出た瞬間にポツリと雨粒を感じたのだが、
結局雨は降らなかったので本当によかった。


お祭りフィナーレ(奥さん撮影)



あたしも踊りたい



大きくなったらね


被写体の方々に許可を頂いて撮影しているわけではないし、
個人情報が色々と問題となっている昨今、
あまりにも顔が鮮明に写りこみ過ぎてしまっていたりする
写真は載せづらいし、なかなか難しいものだ。

被写体の方の許可を取らない以上
(公道や公共施設における、ありふれた行動は、
 みだりに立ち入ることができない私生活の範囲(プライバシーの権利・肖像権)
 には含まれない。らしいが)
顔ではなく、雰囲気を醸し出すような写真が撮れるように意識
するわけで、それはそれでいい勉強になるのかもしれない。

ウカムルバス討伐

2008-10-24 19:31:50 | 日記
モンスターハンターポータブル2ndG。

ずっと倒せなかった『ウカムルバス』を
ようやく討伐した。

感無量だ。

大剣でもダメ、ハンマーでもダメ、ガンランスでもダメ、
何度も返り討ちにあい、
しばらくの間、嫌なことは忘れようと、
未消化のユルいクエストを黙々とクリアし続けた。

そして昨晩。

もういつまでも嫌なことから目を背けるわけにはいかない。
WEBで情報を仕入れ、今度こそ!と意気衝天、太刀で挑んだ。

しかし1戦目はまた返り討ち(時間切れ)にあったのだが、
明らかに今までと手ごたえが違っていた。

こちらの手数が少なかったのだが、
どこの手数が少ないのはハッキリ分かっていた。

前戦の反省を生かして自信満々に立ち振る舞う。

30分針で尻尾が切れて、
結局43分で討伐することができた。

巨体が断末魔をあげて倒れた瞬間。
自信を持って挑んだ戦いだったのだで、
何とも言えぬ充足感が体中を駆け巡った。

総プレイ時間は270時間ほどなのだが、
いやはやすごいゲームだと思う。

私自身結構飽きやすいタイプなので、
RPGゲームも一度クリアしたら2度目は絶対やらないし、
高い壁にぶち当たってもすぐにやらなくなってしまう。

絶妙のゲームバランスで、
はじめは全く歯が立たないような敵でも、
何度かやっているうちに次第に相手の動きも見えてくるようになり、
最後には必ず勝てるようになっている。
あまり運に左右されるようなシステムではなく、
自分の成長ぶりがハッキリとわかるのが快感でもある。

気にも留めていなかったWii版の次回作が
なんだか気になりはじめた今日この頃。

備考 ==========================================
装備:ナルガX一式
武器:飛竜刀【椿】
スキル:砥石使用高速化、耐雪


基本はウカム右足を切り続ける。
転んだらすぐに気刃斬りを織り交ぜて斬り続ける。
(転んだとき、はじめは頭を狙いに行こうとして
 手数が足りなくなっていたので、
 その場で(前足以外)すぐに斬るようにした)


以上

上から目線で仏の境地

2008-10-22 13:34:48 | 日記
夜の10時過ぎ。

TX秋葉原駅を歩いていた。

ホームではすでに電車が待機していた。

この時間帯は一番前の車両は女性専用車両になっている。

目の前のドアからおじさんが降りてきた。
女性専用車両だということに気がついたのだろう。

おじさんは2両目に向かって歩き出した。
自分はそのおじさんの背中を追う格好になった。

髪を後ろになでつけていて、
髪の色はかなり明るい茶色だ。
おそらく染めなければ白髪だろう。

髪の量は豊かとは言えず、地肌が見えていた。

体は大きくて、
上着は作業着のようなジャケットを羽織り、
下はスーツのパンツで、
黒のブリーフケースを肩から掛けていた。

年齢や風格からして、
どこかの工務店の社長さんのように見えた。

するとそのおじさんは上着の左ポケットから
ガムのゴミや紙くずをおもむろに取り出して、
電車とホームの隙間に投げ捨てた。

なんのためらいもなく、
一切躊躇する様子も見せずに。

あまりにも自然な動きだったので、
きっとこの人はいつもゴミをその辺に
投げ散らかす人間なのだろうなと思った。

なんだかわからないけれど、
この人は幸せになれるのだろうか?
はたまた、いま幸せに生きているのだろうか?
と、ふと考えてしまった。

ゴミをポイ捨てしただけで不幸になるなんてことは
ないだろうけれど、
なんだかその人の人格というか、
生き様というか、
考え方というか、
大袈裟だけどそういったものが背中越しに伝わってきて、
そんな人とは関わりたくない(友達になりたくない)
なと純粋に思ってしまって、
逆にその人からしてみたら、
そんな細かいことをグダグダ言う奴とは
こっちから願い下げだと思われてるかもしれない。

でも、小説を読んでいても時々出てくるが、
不器用で威張っていて口も悪い、たばこもポイ捨てしまくりだけど、
本当は弱くて、家族思いで、人情味あふれるキャラクター
とか存在するからなぁ・・・。

だからあのおじさんにもいいところのひとつや
ふたつくらいはあるだろうと、
上から目線でその背中を見つめたまま、
小説のキャラクターと重ねてみたら、
自分の理解を超える行動に対する憤りとか、
悲しい人だなっていう気持ちがやわらいだ。

いつの日かあのおじさんが、
ポイ捨てをする輩を叱るぐらいの
雷親父に生まれ変わりますように。

まさかいよいよ私も仏の境地?

エクスカリバー

2008-10-20 14:20:35 | カメラ・写真
とうとう購入に踏み切ってしまった。

デジタル一眼レフカメラ。

『EOS Kiss X2』

レンズキットのため、
『EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS』が付属。

単焦点のレンズがどうしても欲しかったので、
『EF50mm F1.4 USM』を一緒に購入した。

さっそく家で適当に撮ってみた。


おでん
EF50mmF1.4 F1.4 1/100 ISO200 絞り優先AE


金麦
EF50mmF1.4 F1.4 1/50 ISO500 絞り優先AE

さすがF1.4。

照明が暗めな室内でも普通に撮れてしまう。

ボケ味も半端ではない。

ボケてボケてボケまくる。

適当に撮ってもそれらしく見えてしまうのは、
やはり素晴らしいレンズのおかげだ。

すごい武器を手に入れた。
エクスカリバーかラグナロクを手にした感じか。

初心者の私でも扱いやすいと感じるのだが、
実は相当奥が深いと思う。

感性のアンテナを張り巡らして、
素晴らしい瞬間を逃さないようにしなければならない。

さらにそういう瞬間に出会うためには
足を使って外に出なければならない。

だけど、まずは肩肘張らずに楽しもう。


リングピロー(奥さん撮影)
EF50mmF1.4 F1.4 1/49 ISO640 絞り優先AE


PSPプレイ中(奥さん撮影)
EF50mmF1.4 F1.4 1/50 ISO400 絞り優先AE

不調だがしかし

2008-10-15 15:33:08 | 日記
今日も朝から体が重くて、
体を起こすことができなかった。

立ち上がってもフラフラ。

天気のせいなのか、
体調が悪いのか、
わからない。

先日、結婚記念日(1周年)だった。



時間の流れというのはどうしてこんなにも早いのだろう。
いいのか悪いのか分からないけれど、
とにかく早い。

楽しい時間はすぎるのが早いというから、
やっぱり毎日楽しいのだろう。

些細なことでおかしな空気になることもあるけれど、
それでも楽しいことのほうが圧倒的に多い。

奥さんをはじめ、色々と助けてもらっているすべての人にありがとうと言いたい。

携帯電話のフォトフォルダをボ~ッと眺めていたら、
今年の1月から何気なく撮ってきた写真が毎月何かしらあって、
そういえばこんなこともあったなぁと、
ちょっと振り返るには早いかもしれないけれど、
1年弱という時間の流れを肌で感じていた。

今年の最後に、
その写真をまとめた記事を書こうと思った。

来月は従兄の結婚式だ。

いよいよデジタル一眼レフを、
金利・手数料無料の奥さんファイナンスからお金を借りて、
購入に踏み切ろうかな、と。

ついでに、単焦点 50mm F1.4のレンズが最高に欲しい。
これぞ1眼レフの醍醐味というべきボケ味。
ものすごく表現の幅が広がりそうな気がするんだ。

表現の幅が広がらなかった際には、
ごめんなさい。

梶尾真治・著 『精霊探偵』

2008-10-07 15:54:49 | 読書
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※ネタばれ注意

事故で妻を亡くした主人公が、
事故後に他人の背後霊が見えるようになってしまい、
探偵のまねごとをしているうちに大きな事件に
巻き込まれていくファンタジー。

背後霊が語る悲しみとか強い思いが軸になるのかなと思ったのだが、
物語の中では背後霊は多くを語らず、
人類を侵略しようとするいにしえの妖怪(悪霊?)や
異空間が出てきたりで、
もう完全にファンタジーだった。

入り方を間違えてしまったので、
読んでいる途中でもなかなか方向転換できず、
気がついたら終わってしまっていた。

そんな感じだから、
最後のどんでん返しも私にとっては
あまり効力を発揮せず、
残念だった。

なんだか寂しい読書感想文・・・。



こんなお巡りさんはイヤだ

2008-10-07 15:24:33 | 日記
こんなことを続けていては体が持たないから
見るのをやめようとか、
見たとしても2時になったら寝ようとか、
そんなことが一切通用しない『24 -TWENTY FOUR-』。

ジャックや大統領もボロボロだが、
私もボロボロだ。

どうしてジャック・バウワーはいつもピンチになるんだ。
(ドラマだからだ)

周りは敵だらけ、
一難去ってもまた一難、
こんな24時間を実際に経験したら
10歳くらい老けてしまいそうだ。

尋問のプロフェッショナル、ジャック・バウワー。
彼の尋問だけは受けたくないと思った。

殴る、殴る、刺す、刺す、
頭に袋をかぶせて窒息寸前まで追い込み、
最後は心停止寸前まで薬物投与。

それでもテロリストグループの尋問に比べれば、
まだ人道的だろうか・・・。
彼らはドリルとかで肩を刺してくるからな・・・。

とにかくどちらの尋問も受けたくないのは確かだ。

この番組を見た後、
もし自分が現職の警察官だったら、
間違いなくピストルを構えてモノマネをしてしまう。

深夜の派出所とかで真似しているお巡りさんが、
全国に18人くらい絶対にいると思う。

でもそんなお茶目なお巡りさんが現場に駆けつけてきても嫌なので、
お巡りさんはやっぱり真面目な人がいい。

ワインは鬼門

2008-10-06 21:23:29 | 日記
ワインは私にとって鬼門のような存在だ。

とにかく高確率で寝てしまう。

帰りの電車で、バーで座ったまま、おトイレの中で・・・。
定期入れををなくしたこともあったっけ。

バーで眠ってしまった時なんかは、
店員から

「当店は睡眠禁止なんですが・・・」

と、連れが注意を受けてしまった。

あのときは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

昨日もワインを飲んだのだが、
起こしてくれる人がいなかったら、
きっとまた電車で「柏の葉キャンパス」あたりまで
行っていたに違いない。

だから周りの人達にもこのイメージを
伝えておかなければならないのだ。

お酒を飲むと大概眠たそうにしている or 実際に寝ているが、
ワインを飲むと爆睡だということを。

生まれたての赤ん坊のように無防備で、
ひとりで生きていけなくなってしまうのだ。

じゃあワイン飲むなよとか、
そんな寂しいことは言わないでください。

気持ち悪い赤ん坊だけど、
見捨てないでください。