くもり のち あめ

うしろ向き、うしろ向き、たまに、まえ向き。

ちょっとしたきっかけでスローライド

2008-11-25 17:57:57 | オートバイ
休日出勤する時に久しぶりにオートバイに乗ろうと思ったら、
見事にバッテリーがあがっていて、
また押しがけするはめになってしまった。

仕事が終わって帰る際もバッテリーはあがったままで、
また押しがけをしたのだが、
このときはなかなかエンジンがかからず、
10回近く押しがけを試みるはめになってしまった。

おかげで押しがけのコツがバッチリ分かってしまった。
いい勉強になったかもしれない。

翌日も休日出勤する予定だったので、
走行してバッテリーを充電させるため、
帰りはわざと遠回りして帰ることにした。

普段、オートバイに乗るときなどは、
どれだけ早く目的地に着くかとか、
どれくらいスピードが出るのかなど、
速く、速く、を中心に考えているけれど、
この日は全くの逆で、
遅く、遅く、ひたすら遅く、
なるべく多く信号に引っ掛かりそうな道を選び、
家に帰るまでの時間をどれだけ長くひっぱって
オートバイに乗っていられるかを考えていて、
いつもと真逆の思考をしている自分がおもしろかった。

信号停止で車の前に出ることもなく、
すりぬけをすることもなく、
自動車の流れに乗ってひたすらにのんびり走る。

何かに追われて焦る気持ちもゼロで、
心境はすごく穏やか、
素晴らしく気持ちよかった。

「めっちゃ遅く、なるべく時間をかけて走る」

というのは、上記のとおり今までの自分にはない視点であり、
新たな世界を見た気がした。

そのかいもあり、翌日は一発でエンジンがかかり、
何とも言えない充足感。

それにしてもそろそろバッテリーを交換しなければならない。

でもこれから来る季節は冬で、
結局あまり乗らなくてまたバッテリーがあがっちゃったらどうしよう。
(バッテリーをとりはずしておけばいいだけの話なのだが・・・)

冬だけど、オートバイを買ったばかりの
あのウキウキワクワクの気持ちを思い出して、
ちょくちょく乗るようにしないとな。

そしてたまにはのんびりと時間を気にしないでだらりと走ろう。
せわしなく時間に追われる日常をきれいさっぱり忘れて、
いつもとは逆の、ゆる~く贅沢な時間の使い方を満喫しようと思う。

あやしいけれど、やっぱり流れている

2008-11-25 17:47:33 | 日記
暦の上では三連休だったが、
久しぶりに休日出勤したため、
7連勤になってしまい、
振替休日の月曜日だけお休みした。

月曜日は扁桃腺の摘出手術のために
入院している妹のお見舞いに行ってきた。

いまはもう手術も終わっているはずだから、
あとで実家に電話をして聞いてみようと思う。

お見舞いに行ったとき、
私も顔を知っている妹の小・中学生時代の
同級生たちがちょうど来ていて、
雑談スペースで楽しそうにおしゃべりをしていた。

同級生も立派な大人の女性になっていて、
身近な妹を見ていてもなかなか気がつかないけれど、
時間の流れというのを実感することになった。

小学生の頃、妹の部屋にみんなで集まって、
必死に漫画を描いている姿が
昨日のことのようにはっきり思い出せるのに、
その日から13年もの月日が流れているなんて、
やっぱり信じられない。

コリとか

2008-11-20 17:14:42 | 日記


三郷の湯けむり横丁で、
久しぶりに整体をした。

時間がなかったので20分のお試しコースだった。

首、肩を中心にお願いしたのだが、
整体師の方がマッサージを始めた途端、

「うわぁ、首も肩も背中も腕も全部ガチガチですよ」

と言った。

どうやら私の体はガチガチのコリの塊で、
ボロボロだったらしい。

「毎日ダルくないですか?」

と先生は聞いた。

ズバリ正解。

毎日激しくダルい。

これでもかというほどダルい。

ダルさの原因の一つはコリだったようだ。

20分ではとても足りなくて、
気休め程度にしかならなかった。

次回は40分コースを飛び越して、
60分コースにしたいと思う。

はぁ~、いまもすでにダルい。

でもコリがすべて解消されたときは
一体全体どうなってしまうんだろう。

快調過ぎるっていうのも、
なんだか面白味にかけるし。

コリが取れたり取れなかったり、
その狭間が一番おもしろいのかもしれないな。

良すぎてもダメ、
悪すぎてもダメ、
適当が一番なんだ。

でもコリなんか全部なくなっちゃえばいいのにと思う自分もいて、
メンドクセー生き物だな、ホントに。

伊坂幸太郎・著 『魔王』

2008-11-12 15:58:13 | 読書
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自分が強く念じた言葉を、
他人の口から言わせることができる主人公。

作中、ハッキリとは書かれていないが、
どうやら他の特殊能力を持った人物もいたりで、
高校生の頃に読んだ、飯田譲治の『NIGHT HEAD』
が思い出された。

本作の冒頭にも出てくる、
混雑した車内で、立ったままの老人を無視して仰々しく座っている
若者に対して、主人公が老人に言わせた言葉。

「偉そうに座ってんじゃねえぞ、てめえは王様かっつうの。ばーか」

確かに電車通勤をしていると、
たまにこういった状況に出くわすことがある。

混雑してきているのに足を組んだまま座っている人や、
優先席で眠りこける、明らかに優先されそうにない人。

空いている優先席に座るのは勝手だけれど、
それを必要としている人が乗車してきたら譲るのがマナーだと思うのだが、
優先席で眠っている人を見ると、
はなから譲る気ゼロなその姿勢に少しイラッとする。
寝るんなら優先席に座るんじゃねーよ、と。

気にくわない乗客批判になってしまったが、
他人の口から何かを言わせる能力というのも
なかなか使いどころが難しい。

本作のように、
政治家に何かを言わせようとすれば
それは大きな影響力があるかもしれないけれど、
日常生活においては、
やはり自分の口から言えないような悶々とした
気持ちを他人に代弁してもらうことぐらいしか
思い浮かばない。

それも大体怒りの素やストレスを発散する形が
すぐに思い浮かぶ当たり、
やはり自分にもストレスが蔓延しているという証拠なのだろうか。

特殊な力を良いことに使って、
みんなが幸せになればいいと簡単に思うけれど、
幸せの形はみんな違うし、
きっとそんなことはできないだろうな。

人間の社会は複雑だ。
たまにそれがおもしろくもあるし、
面倒くさくもある。



デジャブ予報

2008-11-10 15:57:45 | 日記
先週は一週間通してずっと体がダルくて、
でも風邪の症状は特に出てないので、
風邪のウィルスと体の細胞が闘っているのが
ダルさの原因と勝手に決め付けて、
特に薬を飲むわけでもなく、
なんとか一週間を乗り切った。

土曜日はその気だるさを引きずったままで、
何をするにも億劫で参ってしまった。

日曜日、目が覚めてヤクルトを飲んで、
寝ぼけ眼のままアコギを弾きはじめて、
そのままダラダラとアコギを弾き続けていたら
やっと体が生き返ってきたような気がした。

慢性疲労気味だし、
いよいよ運動でも始めないとまずいのではないかと
頭の中では考えているのだけれど、
結局いつも頭の中で考えただけで終わってしまう。

アコギに対して感じているような、
「弾きたい。もっと上手くなりたい。この曲を完成させたい」
といった、「~たい」という欲求が、
運動に対しても発揮できればよいのだが、
もちろん身体はそう思っているかもしれないが、
最終的に指令を下す脳がそう思ってくれない。

って、なんだか昔の日記にも同じようなことを書いた記憶がある。

とにかく私が運動を始めるためには、
相当刺激的な衝動がなければ無理な気がするのだ。

しかしこれから訪れる季節は冬。

暖かくなったら真剣に考えよう。

でも、まず間違いなく、
春になったら同じ内容の日記を書いていることだろうよ。

温かい冬

2008-11-05 15:32:29 | 日記
会社を出ると冷たい風が少しだけ吹いていた。

ついこの間まで心地よい温度だった風が、
いよいよ秋も深まってきたのか、
冷たさを帯びている。

私は自他ともに認める寒がりなのだが、
冬はなぜだか嫌いではない。

ちゃんと着込めば暖かいし、
なんてことはないと思っていた。

しかし私自身、寒い冬が嫌いではない理由が、いまひとつ判然としなくて、
昨日はとぼとぼ歩きながらそのことについて考えていた。

そして

「温かい」

この言葉がすべてだということに気がついた。

小さい頃からどんなに寒い日だって、
ポカポカと温かい家と、家族と、
食事時になればご飯が待っていた。

寒いからこそ、
その温かさがより際立っていて、
肌でそれを感じることができる。

だから冬が嫌いではなかったんだ。

今もこうして温かい家と、
待っていてくれる人がいるから、
だから冬が好きだ。

冬が好きな人は、
きっと幸せな人なんだと思う。

やっぱり自分は幸せ者だ。