まずは、この段の口語訳(ちょっと意訳)から。
「藤原公世、従二位の兄で良覚僧正とか言う人は、
とても怒りっぽい人だったという。
その僧正のお寺に榎の木がはえていたので、
人は、その僧正を「榎の木僧正」と言っていた。
僧正は、こんな名はふさわしくないと怒って、その木を伐ってしまった。
今度は、その根っこが残っていたので、「きりくいの僧正」と呼ばれた。
ますます怒って、切り株までも掘り起こしたら、その跡が大きな堀になったので、
(人々はその僧正を)「堀池の僧正」と言ったという。」
耳が痛い。
久々に「徒然草」の感想でも書いてみようかなと思ったら、このテーマ。
愕然としました。怒りっぽいのは、ダメだよな~。
「徒然草」は、ある意味、人生の教科書ですね。
短気な自分が嫌になる。
「ガーッ」と怒って、
「ギーッ」って騒いで、
「グーッ」って後悔が押し寄せて、
「ゲーッ」って嫌になって、
「ゴーッ」って落っこちる。
子供に対してもそう。
怒った後で、寝顔を見ながら「ごめん」って思う。
そんな夜は、なかなか眠れない。
命の危険があること。
人に迷惑をかけること。
約束をやぶること。
ほんとうに怒っていいのは、そんな時だけのはずなのに。
ついつまらないことでカリカリして、そして落っこちる。
相手も自分も。
落ちないように、落とさないように、生きていきたいんだけどなぁ…。
そんなことを、しみじみ考えさせられた第四十五段でした。
さてさて、次の第四十六段は、「たびたび強盗にあう僧侶」の話です。
ふえ~~~ん。
★この段からお読み下さった方のために。
このカテゴリーでは、吉田兼好の『徒然草』をブログと見立て、
コメントを書くつもりで、一段ずつ感想を書いています。
★吾妻利秋さんの「徒然草」の現代語訳は、 とても分かりやすく、面白いのでお薦めです。
「藤原公世、従二位の兄で良覚僧正とか言う人は、
とても怒りっぽい人だったという。
その僧正のお寺に榎の木がはえていたので、
人は、その僧正を「榎の木僧正」と言っていた。
僧正は、こんな名はふさわしくないと怒って、その木を伐ってしまった。
今度は、その根っこが残っていたので、「きりくいの僧正」と呼ばれた。
ますます怒って、切り株までも掘り起こしたら、その跡が大きな堀になったので、
(人々はその僧正を)「堀池の僧正」と言ったという。」
耳が痛い。
久々に「徒然草」の感想でも書いてみようかなと思ったら、このテーマ。
愕然としました。怒りっぽいのは、ダメだよな~。
「徒然草」は、ある意味、人生の教科書ですね。
短気な自分が嫌になる。
「ガーッ」と怒って、
「ギーッ」って騒いで、
「グーッ」って後悔が押し寄せて、
「ゲーッ」って嫌になって、
「ゴーッ」って落っこちる。
子供に対してもそう。
怒った後で、寝顔を見ながら「ごめん」って思う。
そんな夜は、なかなか眠れない。
命の危険があること。
人に迷惑をかけること。
約束をやぶること。
ほんとうに怒っていいのは、そんな時だけのはずなのに。
ついつまらないことでカリカリして、そして落っこちる。
相手も自分も。
落ちないように、落とさないように、生きていきたいんだけどなぁ…。
そんなことを、しみじみ考えさせられた第四十五段でした。
「徒然草」 第四十五段 本文 公世の二位のせうとに、良覚僧正と聞えしは、極めて腹あしき人なりけり。 坊の傍に、大きなる榎の木のありければ、人、「榎木僧正」とぞ言ひける。この名然るべからずとて、かの木を伐られにけり。その根のありければ、「きりくひの僧正」と言ひけり。いよいよ腹立ちて、きりくひを堀り捨てたりければ、その跡大きなる堀にてありければ、「堀池僧正」とぞ言ひける。 |
さてさて、次の第四十六段は、「たびたび強盗にあう僧侶」の話です。
ふえ~~~ん。
★この段からお読み下さった方のために。
このカテゴリーでは、吉田兼好の『徒然草』をブログと見立て、
コメントを書くつもりで、一段ずつ感想を書いています。
★吾妻利秋さんの「徒然草」の現代語訳は、 とても分かりやすく、面白いのでお薦めです。
自分ではまじめに世を憂い、身を律しているつもりでも、傍で見ているとただ怒っているだけの人に見えてるんだなと、反省です。
ドラマレビュー、毎日楽しんでます。自分ではドラマなんか見ないから、ほにゃさんのブログだけで、知ったかぶりしちゃってます。
ほにゃさんに質問ですが先週の離婚弁護士で書いていた「ハンサムな駱駝」って、造語ですか?いい響きですよね。
そうですね~。
あんまり頑なになりすぎたら、はたから見ると、
ただ怒っているだけの人に見えるのかもしれません。
怒っているだけに見える人は滑稽で、
人の嘲笑の対象になるのも仕方がないのかもしれませんですね。
反省 反省です。
「ハンサムな駱駝」という言葉は、私の造語ではなくて、
ドラマの中で出てくる言葉です。
佐々木蔵之介さん演じる弁護士(柳田)のことで、
佐々木さん、顔の雰囲気が、ちょっと駱駝っぽいけれど、
ハンサムと言えばハンサムなので、そこらへんから出たあだ名でという設定です。
第1シリーズから使われているあだ名なので、
その時から見ている人は、これで通じちゃうかなと、
そのまんま書いてしまいました。ごめんなさいです。
あ、けっして柳田(佐々木さん)が、いつも怒っているから変なあだ名がついた
ってことではないですよ(笑)
さすがはお構と公子さま、「あだ名つながり」のご質問ですね♪
母親にブッ飛ばされた事がありました。
10歳くらいだったかなぁ…
自分が親になった時、ちゃんと叱れるかな。
daiさんのお母さんは立派な方だと思います。
ぶっ飛ばすというのは、危ないけれど(笑)
子供に、「絶対にしてほしくないこと」を教えるときは、
本気で怒って良いと、私も思っています。
ただ、私の場合は、怒らなくても良いことまで怒ってしまうことがあるので、
そこらへんの反省です。とほほですね。
反省します・・・・・
でも、言い訳じゃないけど、その場では怒ってもすぐに冷めます。
子供の小さい頃は、よくぶちましたね。
体罰はいけないのかも知れませんが、言っても分からないような時は
やはり痛みで覚えさせないと、と思って。
危険なことをした時、人に迷惑をかけた時、くらいでしたけどね。
今は子供も大きくなってきたので、2~3年に一度くらいでしょうか、
爆発するのは(笑
できたら、怒ったりせずに、ニコニコして日々を暮らしたいものです。
とは言うものの、世の中は理不尽なものです。
同じく、とほほ。
お仕事大変な中、コメント頂けてうれしいです。
makoさんは「瞬間湯沸かし器」なんですか?
あまりそういうイメージではありませんが。
私はヤカンかな~。
瞬間ほどではないけど、沸いたら最後、しばらくは触るなって感じです。
うちも最近はあまり子供を怒らなくてすむようになってきました。
また中学くらいになると別の心配もでてくるでしょうから、
今が一番楽なのかもしれませんね。
お仕事、がんばってくださいね。
かわいい^^
>沸いたら最後、しばらくは触るなって感じです。
これに大笑いしてしまいました。
これからほにゃらかさんが怒ったら、しばらく触らないようにします(笑
私、ほんとに怒りんぼですよ。
でも、天然が入ってるので、人とは怒る場所が違うようです。
最近は梨花に似ているとよく言われます。
どういう意味だ?????
仕事は忙しいのですが、外に出られないのでパソコンでみなさんのブログに
おじゃまするのが気晴らしになってます。
忙しくて、歌は浮かばないし(涙
今夜は、久しぶりにテンプレートをいじくって遊んでいたので、
お返事がおそくなってしまいました。
地球の絵は、ごちゃごちゃになってしまい、
全然まとまりがつかなくなりました~。
他の人がご覧になっても型くずれしないように出来るとよいのですが、
そのへんも全然やり方がわからなくて、困っています。
makoさんが怒ったところも見てみたいです♪