
ドラマ「みんな昔は子供だった」も最終回。
今期のドラマの中でも、これは良いドラマだったと思う。
何が良いって、アイコ先生の言葉遣いが美しかった。
笑顔が良かった。
昔懐かしい、匂いがあった。
そして何よりも好きだったのは、
毎週、番組の最初の提供の時に、画面にチラッと見られる回転ブランコだ。
(上の写真が、その映像です)
1年近くも前に、「公園が、つまらないぞ!」という記事を書いたことがある。
「箱ブランコ」もなくなった今の公園はつまらないという話だ。
そこでも少し触れたのだが、
昔、私の通っていた小学校の校庭には
「回転ブランコ」というハードな遊具があった。
「箱ブランコ」でさえ全国的に撤去されているようなこの時代に、
まさか「回転ブランコ」の映像を見ることができるとは
夢にも思っていなかった。
今の若い世代の人は、そんなものを見たこともないと思う。
巨大な傘というか、ツリーとも言うべきシルエットをしたジャングルジムが
グルグル回ると想像してほしい。
小学校低学年の子が、バンザイしてやっと届く高さのところに
一番下の円(輪)がある。
そこにぶら下がる子あり、そこに座る子あり、立つ子あり。
時にはシーソーのように上下に揺らしたり、
恐ろしい早さで回転させたり、
とにかく小学校で最高レベルの、ハードな遊具と言えよう。
私たちは、そこで人間の上下関係、年功序列を最初に学んだような気がする。
5~6年生の指示に従い遊ぶことで、自分の身を守ることを知る。
小さい子が遊びに入る時は、上級生が音頭を取り、
小さい子が危険にならないように配慮しながら回転させるのだ。
少し調子に乗って、勢いよく回そうとする中学年の子がいれば、
必ず「やめなさい」と注意してくれる上級生がいる。
だから小さい子も安心してそこで遊ぶことができたのだ。
そうして自分が上級生になった時、小さい子供達をいたわりながら
リードしていかねばならないということを
自然と学ぶことができたのである。
昔の子供達の遊びは、たいがいそういうものだった気がする。
ふつうのブランコもそうであるが、自分がブランコを漕ぐときは、
周りに配慮しなければならないことを知る。
ブランコの周りでうかつに遊べば、自分の身に危険が及ぶことも知る。
そして、いろいろな学年の子供が、自分の役割を覚えて行くのだ。
さあ、今の小学校はどうだろう。
我が子の通う小学校では、エリアごとに学年分けがされているらしい。
ここは低学年の場所。中学年はここまで。ここからは高学年のみ。
たしかに、遊具の大きさもそれなりなので、低学年では危険という作りでもあるが、
そこにどんな教育的意味があるのだろう。
私は、このドラマが始まった時、回転ブランコの映像が出たのを見て、
少し期待していた。
山村留学という設定から、いろんな学年の子が一つの教室で学ぶこと、
その意義の一つとして、「回転ブランコ的学習」が行われることを。
しかし、ドラマはアイコ先生が乗り越えなければならない問題と、
過疎化で廃校の危機に陥った学校の問題と、
あとは昔懐かしのエッセンスで終わってしまったように見えた。
むしろ、大人の都合で子供達を振り回す話にも見えた。
いろいろと考えさせられるテーマも含まれていたし、
見るたびに切ない気持ちにさせられたり、反省することもあった。
でも、もう一歩踏み込んで欲しかったという思いも
正直言わせてもらえばあった、
ということを感想として書かせて頂こう。
私ったら、何様のつもりでしょうね~。ほほほ
得意中の得意だったし
今の子供達は、外で遊ばない分(遊べない)?!
いざという時の危険回避が出来ないんだろうね?!
これは単なる経験不足かな!
外で遊んでれば色んな事あって、自然と身に付くもの、人のを見て覚えるもの、
そんな中で、良い悪いも叩き込まれたような気がするんだけど(?_?)
まぁ、食生活も変わって、頑丈な体から、
見た目のカッコ良い体に変化しつつあるんだけど、
将来どーなるんだろう(~ヘ~;)ウーン
この記事にコメントくださってありがとうございます。
けっこう言いたい気持ちがあって、かなり一生懸命書いた文章なのに、
スルーされていて寂しかったんだ。
わかってくれる人がいて、嬉しいです。
やっぱりこれは「回転ブランコ」世代じゃないと無理なのかな~?
ほほ。さすが駄目田さんですね。
片寄せあって、生きて行こうねぇ、とほほ(T_T)
頑張りましょう~。