マロンは元々私のお膝の上に居るのが好きなので
私の膝の上で抱っこされ
終始大人しく点滴をうけてくれました。
次は3週間後。
そして、今回先生から東洋医学での治療も提案されました。
マロンが苦痛なく
今の生活の質で少しでも過ごせるように
そちらもお願いしました。
自宅に帰ってきて嬉しそうに家の中を歩き回っていました。
食欲も物凄くあり、物凄く食べます。
ただ、まだしんどさが当然残っています。
そりゃあそうですよね…
心臓もあまり動いていない状態でしたし、
あと30分病院に行くのが遅かったら
マロンはダメだったそうですから…。
それがお家にこうして帰って来れた事は奇跡!
心臓から脳に酸素が送られて来なくて、
脳に生涯が残っているかもしれないですって言われたけど
そんなの何でもない!
こうしてマロンが帰ってきてくれた事が何より嬉しい!
病院ではマロンは不安で一切寝ていなかったそうで
お家に帰ってきて安心したみたいで
夜、私のお布団で速攻爆睡してヘソ天で寝てました。
幾つかの提案の中、
家族全員一致で出したのが
『点滴による抗がん剤治療』
でした。
人間に投与する量よりも少なく
完治させるのが目的ではなく、
現状を出来る限り維持出来るようにする為の投与なので
脱毛・吐き気等の副作用もまず出ない…と。
逆にマロンにとってはメリットの方が大きい。
癌が少しでも小さくなれば、心臓への圧迫も減らせる。
心臓への圧迫がへらせれば癌破裂も防げる。
破裂による出血を繰り返す事も防げる。
マロンにとってはそれは大きなメリット。
やる価値は十分、十二分にある。
癌が破裂すれば
当然マロンは痛みで苦しむし
今回みたいに心臓が止まりかけたり、出血もする…
そのリスクが減らせる。
メリットの方が今のマロンには大きい。
先生にも家族で相談した結果
お願いする事を伝えました。
私たち家族の希望としては
『マロンに辛い思いや痛い思いをただ長引かせるだけの
延命治療はさせたくない。
万が一の心肺蘇生も希望しない。
ただ、痛みや苦しみは取る緩和ケアはして欲しい』
そう先生にはお伝えしてありました。
先生も、
『僕がマロンちゃんの飼い主でも同じ選択をしたと思いますし
同じ考えです。』
…そう仰っていました。
そして、私たち家族の考えを理解した上で
今回先生からいくつかの治療の提案をしてくださいました。
マロンが少しでも今の状態を維持しながら
家族と少しでも一緒にいれる時間を作る治療。
治す為の治療ではなく
マロンの生活の質を出来るだけキープ出来るように…。
迎えに行った時、
マロンは凄く嬉しそうにしていました。
先生もずっとマロンの傍にずっとついて
寝ずに看病してくださいました。
マロンも本当に頑張りました。
正直、全身に癌が転移しており
心臓の近くにも大きな癌があるので
余命は長くはありません…。
マロンの負担にしかならない延命治療は
家族も望んでいません。
マロンが倒れた時に受けた説明では
今後も同じように癌が破裂して血を抜いて…
が、続く事になる…と。
そして、退院の時に再度受けた説明で
先生同士で色々今後の事を相談して考えてくださったようで
幾つかの提案が出てきました。
ブログの更新が出来ていませんでした。
実はこの日曜日の夜にマロンが突然倒れて、
急いで病院に連絡を入れ、
夜間に時間外で診て頂きました。
舌は紫でチアノーゼが出ており
心臓もあまり動いていない状態でした。
検査の結果、マロンは全身に癌が転移しており
末期の末期という状態でした。
今まで普通に生活出来ていたのが不思議だ…と。
心臓近くに出来た癌が今回破裂し、
それで出血してショック状態になっていました。
心臓の周りに血がたまり、心臓が動けない状態になっていました。
急いで出血した血を抜く処置をしてくださり
止血する薬を入れ、
何とか酸素室に入れるくらいまでには持ちこたえてくれて
その日は入院して先生が付きっきりで診てくださいました。
急変もなく安定してきたので
朝に面会に行った時に、夕方には退院出来るとの事で
夕方に迎えに行きました。