JTB沖縄(那覇市、杉本健次社長)は、梅雨のイメージで敬遠される5~6月の沖縄観光を盛り上げる新たなキャンペーン「OKINAWA E―Motion(オキナワ・イーモーション)」を、5月18日~6月2日に展開する。
人気飲食店を食べ歩く「バルウォーク」や音楽フェスなど、F1層(20~30代女性)を狙った屋外型の各種イベントを連発。航空や旅行各社にもイベントの活用を呼び掛け、異例の業界横断の取り組みで定着を図る。
ゴールデンウィーク明けの沖縄は梅雨に入ってホテルの客足や航空予約が落ち込む閑散期となっており、特に今年は10連休の反動減も大きいという。JTB沖縄事業開発課の萩本隆志マネジャーは「食と音楽とアートをテーマにムーブメントを創る。閑散期でホテルや飛行機が安くすいていることを逆手に取り、毎週末でも沖縄に来るような仕掛けをしたい」と語る。
幕開けの5月18、19日には那覇市波の上うみそら公園で、MASA MAGIC(マサ・マジック)さんのショーや「ビーチバルウォーク」などを入場無料で開催する。
6月1、2日は音楽ライブ「ASOBEACH!!!」と食のフェスティバル「OKINAWA FOOD FLEA」を合同で開催する。
5月25日にはキャンペーンの協賛イベントとして、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんが主催・出演するライブイベント「KPP CAMP」も宜野湾海浜公園屋外劇場で開かれる。
旅行会社のWBF、格安航空会社のピーチ・アビエーションが独自の企画やキャンペーンのPRを行うなど、関連企業も巻き込んでいく。
杉本社長は「県民も旅行客も楽しめる期間として毎年恒例になるといい」と述べた。