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2010,9,9~11
裏銀座縦走
三俣蓮華岳(2841m)・黒部五郎岳(2840m)
富山県・岐阜県・長野県
(序章)
夏になると、今年こそは行こうと思う場所がある。しかし、その都度天気が悪かったり、仕事の都合
で駄目だったりと、未だに行くことができていない。
その場所は、最後の楽園と言われている「雲ノ平・黒部五郎岳」
2日、3日では周ることができない、北アルプスの中でも最深部にあたる。
4日間で、テン泊で行くことをずっと夢見てきた。
計画では、
1日目 折立-太郎平-薬師沢小屋(泊)
2日目 薬師沢小屋-雲の平-水晶岳-鷲羽岳ー三俣山荘(泊)
3日目 三俣山荘-三俣蓮華岳-黒部五郎岳-北の俣岳-薬師峠(泊)
4日目 薬師峠-折立
薬師沢小屋はいきなり小屋泊になるが、その後の行程に余裕が出るので、組み込んでみた。
しかし、日が近づけば近づくほど計画を変更しなければいけなくなった。
まずは、8月の立山山行でテン泊装備では小太郎の膝がもたないと確信。で、小屋泊に変更
第2に、ヘタ子が会社の都合で休めそうになくなったこと。出発2日前に解決。
第3には、沖縄近くで台風が発生し、ゆっくりゆっくりと日本列島を縦断しそうな予報になり、一気に
週間天気予報が悪くなり、
9日-/
10日-
11日-/
12日-/
と晴れの予報は、2日目の9月10日のみとなってしまった。これは解決できなかった。
よほど縁がないらしい。それ以上に台風が直撃しそうな雰囲気に、お手上げ状態になってしまった。
一応、腹案として南アルプスも計画を立てたり、天気予報を鑑みて、雲ノ平か黒部五郎のいづれか
を選択し、新穂高温泉からのピストンで2泊3日のコースを作成してみたりと急遽バタバタとなって
しまった。
前日のお昼まで悩み、台風の勢いが衰え風より雨、そして予報よりも南に逸れたことを確認して
新穂高温泉からの2泊3日コースに決定した。
1日目 新穂高温泉-鏡平-双六小屋(泊)
2日目 双六小屋-三俣蓮華岳-黒部五郎-黒部五郎小舎(泊)
3日目 黒部五郎小舎-三俣蓮華岳-双六小屋-新穂高温泉
・雲ノ平より黒部五郎のカールを見てみたかった。
・道中、小屋が多く進行具合で、計画変更を容易にできそうだったこと。
・どうしても、晴れた日に黒部五郎に行きたかった。
この3点でルートを決定した。
9月8日、仕事を終え21時から23時まで仮眠をとり、23時30分に岡山の自宅を出て新穂高
を目指す。東海北陸道の長良川SAで朝食を摂ろうと駐車場に入るとビックリ。
車の数がガラッガラで、数台しかいない。
夏休みも終わり、平日ということもあるのか拍子抜けだ。ここで、早い朝食を摂り新穂高温泉に
向かう。
そして、平湯峠に差し掛かるととうとう雨が降ってきた。天気予報は覆らないのか?
▲新穂高温泉登山者用駐車場
6時に新穂高温泉の登山者用駐車場に付いてもビックリだった。止めることができるか心配して
いたが、平日だからか見ての通りの状態だった。
雨は小康状態になった。
さあ、黒部五郎岳に向けて出発しよう。