2013,3,23
四国八十八カ所(1)
徳島県
第1番(霊山寺)~第9番(法輪寺)
■1番札所「霊山寺」 9:49
▲1番札所・霊山寺
気持ちも新たに、山門をくぐります。境内の中は、こんなにって思うほどの人。
まずは、手、口を清め、本堂にて蝋燭、線香に火を点けようとするが、取り出すのに手間がかかる。
納札、お賽銭とぎこちない動きが続く。般若心経をあげ、真言を唱え、一連の流れを終えるが、これでいいのかよくわからない。
団体には先達がいて、動きを先導しパパッと進めている。
こちらは、間違っていないかとかでバタバタだ。
どうにか大師堂も終え、最後に納経帳に書いていただくのだが、霊山寺で買った納経帳にはすでに霊山寺の墨書とご朱印があるので、
これで終わり。1ケ寺でこの具合なので先が思いやられる。しかし、この人数が2番、3番と続くことを思うと、気が重い。
■2番札所「極楽寺」 10:39
▲2番札所・極楽寺
霊山寺から1.2Kmしか離れていないので、車だとほんの数分の移動時間だ。
山門横の駐車場に止めていると、霊山寺売店で一緒になった外人さんグループがすでに出発するところだった。
競争ではないが、なんだかなあって感じです。
山門をくぐると、立派な庭園が広がっている。庭園には桜もポツポツ咲き始め彩を添えている。
▲ 長命杉
弘法大師お手植えと言われている立派な「長命杉」を横目で見ながら本堂へ向かう。本堂、大師堂でぎこちない動きでお参りが
済んだ時、お寺の方から呼び止められられた。小太郎の首から下げている「和袈裟」の上下が逆だと教えていただいた。
上下表裏があり、説明を受けると「なるほど、そりゃそうだ」と納得した。
納経所は駐車場脇にあり、売店を併設されていた。ここで買ったおもちがおいしかったのが印象に残っている。
■3番札所「金泉寺」 11:29
▲3番札所・金泉寺
極楽寺から3Km。ここの移動時間もわずかだ。境内は平地に建てられ、アップダウンは全くない。
このお寺には、長寿をもたらす黄金の井戸があり、井戸を覗きこみ水面に顔が映し出されれば、長寿になるといわれている。
さっそく小太郎も覗いてみたが、しっかり写り込んでいた。
■4番札所「大日寺」 12:22
▲ヤギさん
大日寺は、山門前に大きな駐車があるのだが、参道入り口でヤギさんが出迎えてくれた。
草お食むのに夢中だったが、一瞬愛想をしてくれたところをパシャリ!
▲4番札所・大日寺
ここまで来ると、霊山寺の喧騒が嘘のように静かになった。
ここのお寺の特徴は、回廊ごしに三十三の観音像を拝観することができる。
■5番札所「地蔵寺」 13:01
▲5番札所・地蔵寺
4番大日寺から南へ坂を下ると5分ほどで到着。
山門をくぐろうとした時にハプニング。ヘタ子が、「数珠が無い。」そう言った。
車に戻り探すが無い。どうやら、大日寺で落としたようだ。とりあえず、ここでは数珠無で参拝した。
納経所でヘタ子は白衣の着方が違うとご教授いただいた。わからないことが多い。
このお寺には、奥に五百羅漢がある。折角なので、200円也を支払い等身大の木造五百羅漢を拝観した。
地蔵寺を後にすると、道沿いのお店で昼食。お店と言っても、うどん屋しかありません。朝に続いて、昼もうどんです。
■6番札所「安楽寺」 14:29
▲6番札所・安楽寺
安楽寺には山門の右手に売店がある。ここで先程紛失した数珠を購入。山門前に立つと竜宮城のような雰囲気。
▲境内
山門をくぐると、しだれ桜が咲き始めていた。本堂も立派です。右手に見えるのは宿坊。
この頃から、慣れてもきて一連のお参りもリズムが出てきました。
■7番札所「十楽寺」 15:11
▲7番札所・十楽寺
山際に建つ十楽寺。階段を上り山門をくぐっても、遍照殿といわれる門をもう一度くぐって境内に入ります。
ここのお寺は、建物が新しく、本堂も宿坊の1階にある納経所も平成の建物だ。
1番から歩き遍路で巡ればこの辺りで、1日が終わるのだろう。
■8番札所「熊谷寺」 15:53
▲8番札所・熊谷寺
十楽寺から傍を通っている徳島自動車道をくぐり高台に位置する「熊谷寺」
▲多宝塔
ここの特徴は立派な「多宝塔」。多宝塔からは、スピーカーからお経が常に流れている。そして、階段を上り中門をくぐり
またまた階段を上った所に本堂と大師堂がある。ここでも住職がお経をあげていた。
■9番札所「法輪寺」 16:30
▲9番札所・法輪寺
陽が傾いてきて、1日の終わりを告げる17時が近くなってきた。次のお寺で本日の最後にしよう。
熊谷寺から住宅地と言おうか、田んぼの中を右、左と曲がり田んぼの中にあるのが9番札所の法輪寺。
お参りをしていると、すでに1日の終わりなのかお寺のご婦人と思われる方が蝋燭、線香場を掃除しておられた。
急ごう。納経所はバリアフリーの新しい建物で、先ほどのご婦人に納経帳を書いていただいた。
法輪寺を後にしたとき、17時となった。
次のお遍路に備えて、10番札所の切幡寺に到着した後岡山に向けて徳島を後にした。