結局茶番に終わりました。。。

昨日来、自民党が私達と別の理由で内閣不信任案なり問責決議案なりを出すかどうか、騒ぎに騒いだこの政局。野田総理が、自民党は、野田総理がこの会期中に解散することを明確にしなければ不信任案を出すとギリギリまで粘っていましたが、最終的には、夜になって、自公民の党首会談が行われ、以下のように合意がなされました。

・社会保障と税の一体改革関連法案の早期成立を期す
・成立の後、近いうちに信を問う

午前中に民主党から提示した「近い将来に」と「近いうちに」という言葉にいったい何の違いがあると言うのでしょうか？　しかも野田総理は、本日夕方に開かれた民主党両院議員総会で、「総理大臣の専権事項、大権として、解散の時期を明示することはどんな事情があってもできない」と延べ、来年度予算編成の話にまで言及しているのです。それなのにこの合意。消費税増税を何としても今やらなければならないという相当の圧力が自民党にもあったのだと思います。結局は財務省の大勝利の結果に終わった政局なのです。

自民党は、内閣不信任案の採決は欠席するため、不信任案は否決される見通しです。問責決議案は採決すら行わないとのこと。従って、10日にも消費税増税法案は参議院で可決、成立することとなります。もはや、この消費税増税を阻止するには、来るべき総選挙でもう一度私たち政権を奪取するしか道はなくなりました。

総理は近いうちに信を問うと言っています。実際にすぐに解散総選挙があるかは分かりませんが、何の信を問うのか私たちは考えなければなりません。私は、民主党がいいのか、自民党がいいのかの信を問うということではないと思います。政府与党である民主党と、野党の自民党と公明党が野合し、多くの国民が支持しない消費税増税を強行する。今のこうした政治に関して信を問うということになるのではないでしょうか？私たち、国民の生活が第一は、あくまで筋を通し、約束したことをしっかり守る政治を目指しています。そして、こんなデフレの中での消費税増税を許さない。そのために、次の総選挙に向け、断固として戦ってまいりたいと改めて決意致しました。